18日のシカゴ穀物市場でトウモロコシと小麦が3日続伸した。
ファンドの持ち高解消の買いが続いた。
トウモロコシは米産地で過去最高の収穫量が見込まれるため、上げ幅は限られた。
12月物終値は前日比2.25セント高の1ブッシェル=3.42ドルと、
中心限月物終値ベースで約3週間ぶりの高値をつけた。
小麦は輸出拡大への期待も買いを支えた。
「アルジェリアの買い付けが明らかになり、
欧州産の不作で米産小麦の輸出が拡大するとの期待が広がった」
(米穀物アナリスト)という。
9月物に代わり中心限月になった12月物終値は同1.25セント高の4.4425ドル。
中心限月物ベースでは6月末以来の高値になった。
大豆は小安い。米中西部産地の降雨を受け記録的豊作見通しが強まった。
ただ、輸出堅調を見込む買いも入り、下げ幅は限られた。
11月物終値は同1.5セント安の10.145ドル。
19日の東京商品取引所で原油が続伸した。
午前は利益確定売りで上値が重くなっていたが、午後に再び買われた。
産油国による増産凍結への思惑から買いが入った。
買い手はヘッジファンドなどの投機筋とみられている。
前日の清算値と比べた上げ幅を1000円超に広げ、
15時過ぎに1キロリットル3万750円まで急上昇した。
ニューヨーク原油先物は1バレル48.73ドルまで一段高となった。
トウモロコシは反発した。
前日のシカゴ市場でのトウモロコシの上昇を映し、東京でも買いが入った。
その後は米産地での豊作観測が相場の上値を抑えた。
以下は主な商品(期先)の清算値。
・金 4329円 5円安
・白金 3608円 2円高
・ガソリン 4万940円 850円高
・原油 3万730円 1010円高
・ゴム 157.0円 1.8円高
・トウモロコシ 1万9590円 30円高
・一般大豆 4万3230円 30円安
※単位は
金と白金が1グラム、
ガソリンと原油が1キロリットル、
ゴムが1キログラム、
トウモロコシと一般大豆が1トン。
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