15日の欧州株式相場は6営業日ぶりに下落。
自動車株の下げが目立った。
指標のストックス欧州600指数は週間ベースでプラスとなったものの、上げ幅を縮めた。
ドイツのフォルクスワーゲン(VW)の優先株は2.4%下落。
欧州自動車工業会(ACEA)の発表によれば、同社の欧州市場での
シェアは1-3月(第1四半期)に5年ぶり低水準となった。
独ダイムラーは2.1%値下がり。
原油相場が3日続落し、石油・ガス銘柄も売られた。
主要産油国は今週末にカタールのドーハで生産目標維持について協議する。
鉱業株は続落。英アングロ・アメリカンとスイスのグレンコアが大きく下げた。
ストックス600指数は前日比0.4%安の342.79で終了。
今週の上昇率は3.3%となった。
2月11日の安値から一時14%値を戻したものの、
過去最高値を付けた1年前とは異なり、上昇の勢いを得られない状態だ。
世界景気をめぐる懸念の再燃で過去1カ月間は狭いレンジ内での取引が続き
、年初来では6.3%下げている。
ルツェルン州立銀行(スイス)のトレーダー、ベンノ・ガリカー氏は「今週は好調だった。
本日は一服感が出た」と述べ、「決算も大丈夫なようだ。
ここから株式相場の大幅上昇は見込んでいないが、徐々に上げていくだろう。
来週発表される企業決算が予想を下回るかどうかが最大の懸案だ。
そうなれば地合いが変わる恐れがある」と語った。
この日はギリシャのアテネ総合指数が急騰し、西欧市場で上昇率首位。
ピレウス銀行が銀行株の上げを主導した。
欧州中央銀行(ECB)の報道官が、ギリシャの国内銀が保有する証券の
一部は量的緩和(QE)の買い入れ対象だと言明したことが好感された。