【NQN香港=桶本典子】
29日午前の香港株式市場でハンセン指数は反落した。
前引け前週末比184.31ポイント(0.95%)安の1万9179.84だった。
この日の中国・上海総合指数の大幅反落を受け、
香港市場でも中国本土系銘柄に売りが膨らんだ。
あす3月1日の中国の2月の景気指標発表を前に様子見気分が強まったほか、
前週末の米原油先物相場の下落を背景とした資源株安も相場全体の重荷となった。
中国関連株のうち、H株(香港上場の中国本土企業株)指数の午前終値は前週末比1.18%安、レッドチップ(中国本土系香港企業株)指数は同1.25%安で、ともに反落。
下落率はいずれもハンセン指数の下落率よりも大きかった。
時価総額上位の通信の中国移動やネットの騰訊HD(テンセント)をはじめ、
中国本土系銘柄が軒並み売られた。
婦人靴の百麗国際HDなど中国の小売株は大幅安。
中国旺旺(ワン・ワン)や康師傅HDといった中国で事業展開する台湾企業株も、
中国の景気の先行きを警戒する売りに押された。
原油採掘の中国海洋石油や中国石油天然気が売られ、
石炭の中国神華能源など他の資源株も安かった。
半面、27日閉幕の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で金融市場の安定化に向けた協調姿勢が示されたことを背景に、時価総額上位の英金融大手HSBCは堅調に推移し、相場全体の下値を支えた。
恒基兆業地産(ヘンダーソンランド)など香港系の不動産株の一部が買われ、
銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント)などマカオのカジノ銘柄も上昇した。
ハンセン指数を構成する50銘柄のうち、下落が36、上昇が14。
香港のメーンボード(東証1部に相当)の売買代金は330億香港ドルだった。