28日午前の東京商品取引所で原油は上げ幅を拡大している。
WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の原油先物相場が時間外取引で底堅く推移している流れが波及した。ただ、戻りは「一時的」(商品先物会社)との声もあった。
米エネルギー情報局(EIA)が27日発表した週間の石油在庫統計で、米在庫が急増した。
米景気の先行きに慎重な見方が広がるなか「来週の米週間石油在庫統計で、一段と需給の緩みが確認される可能性がある」(同)との観測があった。
白金は続伸して始まったあと、もみ合い。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文で、米景気の先行きに慎重な見方が示されたことを受け、同じ貴金属である金が買われた流れが波及した。
買い一巡後は方向感の定まりにくい展開となっている。
以下は主な商品(期先)の午前の価格。
・金 4251円 16円高
・白金 3361円 13円高
・ガソリン 3万8480円 1160円高
・原油 2万4680円 1260円高
・ゴム 157.9円 1.0円安
・トウモロコシ 2万2440円 60円安
・一般大豆 4万8430円 横ばい
※単位は
金と白金が1グラム、
ガソリンと原油が1キロリットル、
ゴムが1キログラム、
トウモロコシと一般大豆が1トン。