【NQNニューヨーク=古江敦子】
25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸した。
終値は前日比1ドル20セント(0.0%)高の1万7813ドル39セントだった。
感謝祭の祝日前とあって市場参加者が少なく、積極的な取引を見送るムードが強かった。
一部の米経済指標を受けて買いが目立つ場面もあったが、取引終了にかけて横ばい圏まで戻すなど終日方向感に欠いた。
10月の米耐久財受注額は前月比3.0%増と市場予想(1.8%増)を上回った。
民間設備投資の先行指標とされる「航空機を除く非防衛資本財」の受注も増加した。
週間の米新規失業保険申請件数が減ったこともあり、米景気の先行き不透明感が和らぎ、投資家心理が強気に傾く場面があった。
欧州中央銀行(ECB)が12月の定例理事会で追加の金融緩和に踏み切るとの観測が強まり、欧州主要国の株価指数が軒並み上昇した。
米株式に好感した買いが入ったとも相場を支えた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸し、前日比13.335ポイント(0.3%)高の5116.143で終えた。
業種別S&P500種株価指数(全10業種)は「ヘルスケア」や「一般消費財・サービス」「生活必需品」などの4業種が上昇した。
「エネルギー」や「IT(情報技術)」「素材」などは下落した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億8000万株(速報値)、ナスダック市場は約15億1000万株(同)だった。
個別銘柄では、農機メーカーのディーアが上昇した。
8~10月期決算は減収減益だったが、1株利益が予想ほど落ち込まなかったことで買いが入った。
株式分割を発表した食肉加工のホーメル・フーズも高い。
ダウ平均の構成銘柄では製薬のファイザーやスポーツ用品のナイキなどが上げた。
一方、IT(情報技術)大手の旧ヒューレット・パッカード(HP)から分社化した新HPが大幅安。
旧HPが前日発表した四半期決算で慎重な見通しを示したことが売り材料視された。
ダウ平均ではマイクロソフトやゼネラル・エレクトリック(GE)が下げた。