サウジアラビアの国営石油会社、サ
ウジアラムコは12月積み原油のアジア向け調整金を小幅に引き上げた。
代表油種の「アラビアンライト」では指標価格に対する調整金が
前月から1バレル0.30ドル引き上げられ、1.30ドルの割り引きとなる。
引き上げは3カ月ぶり。
指標となるドバイ原油のスワップ市場で決済期限が近い期近物と、
決済まで遠い期先物の価格差が縮小したのを反映した。
重油の精製マージン(利ざや)が堅調に推移しているのを受け、
重質油「アラビアンヘビー」は0.50ドル引き上げた。
アジアで原油需要は鈍く、アラビアンライトの調整金は2カ月連続で割り引きとなる。
ドバイ原油のスポット価格は19日、前日比0.70ドル高の39.60ドルだった。
6営業日ぶりに小反発したが、上値は重い。
米国で発表された週間石油統計で原油在庫が増え、
ニューヨーク市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は
節目の40ドルを一時下回った。
同社は指標となるドバイ原油の値動きを基準に毎月油種ごとの調整金を見直す。
日本の石油各社がサウジと結ぶ長期契約の購入価格は
ドバイ原油とオマーン原油の平均価格を指標に油種ごとに調整金を加減して決まる。