中国の景気減速で日本郵船など海運大手の業績が悪化する。
南米、オーストラリアから中国に向けて鉄鉱石や石炭などを
大量に運ぶ「ばら積み船」の荷動きが低迷し運賃が大幅に下落している。
郵船と商船三井、川崎汽船の2015年4~9月期の連結経常利益は
会社予想に届かなかったようだ。30日の決算発表で
16年3月期の業績予想も下方修正する見通しだ。
中国では需要と生産の鈍化が鮮明で、つられて国際商品価格や
船舶の運賃も下落基調にある。
大型ばら積み船の運賃は1日2万ドル以上が採算ラインだが、
実勢では一時1万ドルを下回るなど採算割れが続いている。
原油安で燃料コスト低下、タンカー需要増の効果は出るものの、
市況悪化の影響を補えない。9月末には第一中央汽船が破綻に追い込まれた。
郵船の経常利益は会社予想の455億円に対して430億円前後(前年同期比17%増)、
商船三井は240億円の予想が220億円前後(51%増)、
川崎汽船は200億円が180億円前後(30%減)になったもよう。
それぞれ20億~30億円の下振れとなる。
下期もばら積み船などの運賃市況低迷は続きそうで各社の業績には重荷となる。