[20日 ロイター]
- 中国ではすべてがかなり計画通りに、予想通りに進んでいる。
言い換えれば、非常に悪い方向にという意味だ。
19日に発表された6.9%という第3・四半期の中国国内総生産(GDP)伸び率について、市場は懐疑的な含み笑いを浮かべつつこれを受け止めた。
しかしそれは、7%という自国が掲げた目標を下回り、金融危機以降で伸び率が最低だったからではない。発表された数字が説明のつかないほどに、しかし完全に予想できたほどに高かったからだ。
驚くべき早さで編集され、ほとんど修正されることのない中国の経済指標が信用ならないというのは、ほとんど自明の理と言えるだろう。
それは正しいかもしれないが、現在の状況から言えば、まだ余興にすぎない。
確かに、過去3年間で中国のGDP伸び率がロイターの予想を下回ったのは、たったの1度しかない。
操作されていないとしても、データが明らかにそこそこ高いということが問題なのではない。
重要なのは、投資主導の経済から国内消費をけん引役とする経済への移行が、現在進行中であるということだ。
それは当然ながら、中国国内にとどまらず、同国の大きな原材料需要の恩恵を浴する他国にとっても痛みを伴うだろう。
その移行過程では、消費側に悪影響を与えることも多い。