【シカゴ時事】
来週のシカゴ商品取引所(CBOT)の穀物先物相場は、買い材料に乏しく、上値の重い展開となりそうだ。
米国産のトウモロコシ、大豆ともに今年も豊作の見通しが強まっているほか、中国など世界経済の減速も穀物需要の減少につながるとして相場の圧迫材料となる。
米中西部でクロップ・ツアーを今週実施した米農業調査会社プロファーマーは最終日の21日、調査結果を基に米国の穀物生産の新たな予測を公表した。
それによると、トウモロコシの平均イールドは1エーカー当たり164.3ブッシェル、生産高は133億2300万ブッシェル。大豆はそれぞれ46.5ブッシェル、38億8700万ブッシェルと見込んだ。
過去最高となった前年や、農務省が8月需給報告で示した今年の予測を全て下回るものの、水準としては依然高い。
ただ、特に大豆は今後の天候によって大きく修正される可能性もあるため、作柄状況や来月以降の需給報告を慎重に見極めようとの動きも市場には根強い。
プライス・フューチャーズ・グループのジャック・スコビル氏は「株安に歯止めがかかれば、来週はトウモロコシ、大豆ともに底堅く推移するだろう」との見方を示した。
21日の清算値は以下の通り(1ブッシェル当たり)。
トウモロコシ12月物=前週末比1.75セント高の377.25セント、
大豆11月物=27.00セント安の889.50セント、
小麦12月物=7.75セント安の504.00セント(了) [時事通信社]