【ニューヨーク、ロンドン・ロイターES=時事】
週末21日の金現物相場は3営業日続伸。中国の経済指標悪化が新たに伝えられ、金融市場が動揺、ドルが下落する中、6カ月ぶり高値をつけた。
週間では1月中旬以来の上げ幅を記録する気配。
8月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)の発表を受け、9月の米利上げに改めて懐疑的な見方が広がり、世界の株価は急落、ドルは2カ月ぶり安値に下落した。
中国PMIは、既に世界の成長減速を懸念していた投資家を動揺させ、資金を債券や金に避難させる動きが加速した。
一方、銀やパラジウムといった産業用貴金属は2日の上昇の後で反落した。
金現物は米東部時間午後2時39分(1839GMT)時点で0.5%高の1オンス=1158.31ドル。
週間では4%上昇した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の先物12月きり清算値は0.6%高の1159.60ドル。
アヴァトレードのナイーム・アスラム氏は「きょう公表された中国の経済統計が金を後押しした。
これはFRBにとって、向かい風を強まる兆しだ」と指摘。
「しかし、今後の上昇には、これをけん引する新たな触媒が必要だ。
来週の経済統計は、この望みを満たすかもしれない」と語った。
世界最大の金上場投資信託(ETF)、SPDRゴールド・シェアズの保有量は20日時点で3.6トンの純増と、1週間超ぶりに増加した。(了)