【ニューヨーク、ロンドン・ロイターES=時事】3
0日の金現物相場は約1%下落し、5年半ぶり安値近辺の水準。
米経済が第2四半期に改善したことを示すGDP(国内総生産)統計が発表されたことを受けてドルが上昇したことが背景。G
DP統計は、米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利上げするとの見方を支援する内容だった。 米
商務省が30日発表した2015年第2四半期(4~6月)のGDP速報値は年率換算で前期比2.3%増。
第1四半期はこれまで0.2%減のマイナス成長とされていたが、0.6%増に上方改定された。
金現物は一時1.3%安の1オンス=1081.85ドルまで下落。
20日に付けた2010年2月以来の安値1077ドルに近づいた。
米東部時間午後2時07分(1807GMT)時点では0.7%安の1089.11ドル。
シカゴのRJOフューチャーズのシニア商品ブローカー、フィリップ・ストレイブル氏は、ドル高に加え、米国が年内に利上げする見通しであることから、「いかなる安全資産も買う必要は全くない」と強調した。
FRBは2日間の金融政策会合の後で、米経済が第1四半期の減速を乗り越え、「緩やかに拡大している」との認識を示した。
そのことがドルを押し上げ、主要通貨バスケットに対しては0.4%上昇し、ドル建ての金塊が、ドル以外の通貨を保有する買い手にとって割高になった。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月きり清算値は0.4%安の1オンス=1088.40ドル。
シティグループのストラテジスト、デービッド・ウィルソン氏は「焦点がドルとその強さに戻ったことで、米利上げが実際に起きるまでは金相場の軌道は下向きだ」と述べた。
(了) [時事通信社]