7月19日(日)函館競馬11Rの函館記念は、好位の内目から直線で抜け出した3番人気ダービーフィズが激しい叩き合いを制して優勝。
勝ち時計は1分59秒1。
アタマ差の2着は3番手から一旦は先頭に立ち、外のダービーフィズに最後まで食い下がった10番人気ハギノハイブリッド。
さらに3馬身半差の3着には2番手から粘り込んだ7番人気ヤマカツエースが入り、1番人気エアソミュールはそこから半馬身差まで迫っての4着だった。
レースはラブイズブーシェ、ホーカーテンペストが少し遅れたが、おおむね揃ったスタート。
まずは内枠の各馬、ヤマカツエース、ハギノハイブリッド、エックスマーク、サトノプライマシーらが出て行くが、大外のマイネルミラノも直線半ばから行き脚が付いて、1コーナー手前でハナを取り切る。
マイネルミラノはそのままリードを広げ、大逃げ気味の形に持ち込む。
2番手は内からヤマカツエース、すぐ外に並んでサトノプライマシーが3番手。
また差が開いて好位集団にエックスマーク、ハギノハイブリッド、ホーカーテンペスト、リベルタスの4頭が追走。
その直後の最内にダービーフィズ。外にデウスウルト。
2頭を見る位置にラブイズブーシェがつけ、その外からレッドレイヴン。
1番人気エアソミュールはその後ろ、後方4番手から。
続いてツクバコガネオー、アーデント、そして最後方がサイモントルナーレ。
前半1000mの通過は58秒6と速めのペース。
マイネルミラノは後続を3~4馬身離す強気の逃げでレースを作る。
3コーナーに差し掛かり、マイネルミラノは息を入れるどころかさらにペースを上げ、リードを6馬身、7馬身と広げていく。
離れた2番手ではサトノプライマシーが脱落し、ヤマカツエースが単独で前を追う格好。その後ろからはハギノハイブリッドが良い手応えで好位集団から抜け出し、単独の3番手に浮上してくる。
さらに、内を回ったダービーフィズが3~4コーナー中間で早くも4番手。その後ろでレッドレイヴンとエアソミュールが一緒に外から進出。
ラブイズブーシェも昨年同様外から早めにマクる構えを見せたが、直線手前で手応えが怪しくなっている。
マイネルミラノは流石に強気に行き過ぎたか、4コーナーで脚色が鈍る。これに外から並んでいったのがヤマカツエース、ハギノハイブリッド、ダービーフィズの3頭。
直線入り口では最内マイネルミラノ、その外にヤマカツエース、ハギノハイブリッド、そしてダービーフィズと4頭がほぼ並ぶ格好。
この中でマイネルミラノは既に脚が無く早々に脱落。
まず先頭に替わったのはヤマカツエースだったが、すぐさまその外からハギノハイブリッド、ダービーフィズがこれを交わして先頭へ。
残り200mからはこの2頭の一騎打ちとなる。
ヤマカツエースはやや脚色が鈍りながらも単独の3番手で懸命に粘る。
後方からはエアソミュール、レッドレイヴン辺りが追い込んでくるが、ヤマカツエースに届くかどうかが精一杯という感じの脚色。
内のハギノハイブリッド、外のダービーフィズの叩き合いは最後まで続く。
一旦はダービーフィズが優勢となったように見えたが、ゴール前でハギノハイブリッドも意地を見せて差し返し、最後は2頭がほぼ並んでの入線。
しかし、軍配は外のダービーフィズ。アタマ差でこの争いを制し、重賞初制覇を成し遂げた。
3着は結局ヤマカツエースが粘り切り、外から迫った1番人気エアソミュールは半馬身差の4着まで。
5着レッドレイヴンはここからさらに3馬身後ろでの入線となった。
ダービーフィズは兄姉にコロンバスサークル、アプリコットフィズ、クレスコグランドらがいて、伯父がマンハッタンカフェという良血の一族。
3歳時からクラシック路線で期待されており、セントライト記念2着の実績がある。
能力の高さ認められながら、詰めの甘さや乗り難しさ、他馬を抜こうとしない気性などが災いして、2年以上未勝利の期間もあったものの、5歳を迎えてその辺りが徐々に解消。
1000万条件、1600万条件を突破すると、久々の重賞挑戦となった目黒記念でも6着に入っていた。
今回は北海道で絶好調の岩田康誠騎手に上手く導かれ、最後は息詰まる叩き合いを制して見事に重賞初制覇。
一気にその素質が開花してきた印象で、まだまだ活躍を期待していいだろう。
●ダービーフィズ
牡5歳
父:ジャングルポケット
母:マンハッタンフィズ
母父:サンデーサイレンス
岩田康誠 騎手
小島太 厩舎
・主な勝鞍
2015年:函館記念(G3)