非鉄金属の亜鉛の国内価格上昇が一服している。
三井金属は25日、亜鉛の建値を1トン31万3000円と
前週末に比べ9000円引き下げた。
約7年半ぶりの高値をつけた5月上旬に比べ6%安い。
商社卸値も同日に28万8000円となり、7%下落している。
国際指標のロンドン金属取引所(LME)の亜鉛相場は前週末に
1トン2170ドル程度と、約1カ月半ぶりの安値をつけた。
前週にLMEの指定倉庫在庫が1日で3万トン(全体の約7%)増えた。
「亜鉛在庫が今後も増える可能性がある」
(オーストラリアの投資銀行、マッコーリーグループ)点が意識されている。
国際鉛亜鉛研究会(ILZSG)によると、世界の亜鉛需給は3月までに
4カ月連続で供給が需要を上回っている。
需要が振るわない一方、2014年末から中国が急ピッチで増産している。
亜鉛は3月以降に上昇基調が続いた。
市場では「中国の需要の弱さを考えると買いが続くかどうか微妙」
(住友商事グローバルリサーチの本間隆行シニアエコノミスト)と警戒感があった。