【NQNニューヨーク=神能淳志】
27日の米株式相場は小動きで始まった。
午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は前日比14ドル41セント高の1万7692ドル64セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同13.887ポイント高の4877.249で推移している。
このところ下落基調が続いた反動から米株式相場には目先の戻りを期待した買いが先行した。
もっとも、ドル高の悪影響などで米企業業績への警戒が根強いことが相場の重荷となった。
27日夕にはイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、内容を見極めたいとして積極的な買いを見送る市場参加者が多く、ダウ平均は前日の終値を挟んでもみ合っている。
米商務省が発表した2014年10~12月期の米実質国内総生産(GDP)確定値は前期比年率2.2%増と市場予想(2.4%増)をやや下回った。
もっとも、改定値からは横ばいとなったため、米株式相場の反応は限られた。
個別銘柄では、化学大手のダウ・ケミカルが高い。
朝方には塩素関連の事業を分離し、化学製品を手掛けるオリン・コーポレーションと合併すると発表したことが好感された。
27日発表した14年12月~15年2月期決算で1株あたりの損益が市場予想に反して黒字となったカナダの通信機器大手のブラックベリーも買われたほか、前日夕に新たに自社株取得枠を設定したネット検索のヤフーも上昇した。
一方で、原油先物相場の上げが一服したことを受けて、シェブロンやエクソンモービルなどの大手石油株が安い。前日夕に発表した四半期決算で業績が市場予想に届かなかったゲーム販売のゲームストップも売られた。