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(ブルームバーグ):15日の米株式相場は5日続落。
業績が失望を誘った銀行株やベスト・バイに売りが出たほか、アップルなどハイテク株も下げた。
減益決算を発表したバンク・オブ・アメリカ(BOA)とシティグループはいずれも下落。
トレーディング収入はともに減少した。
ベスト・バイは14%安。
価格圧力や需要低迷で、売上高が落ち込むとの予想を示したことが嫌気された。
住宅建設株指数 は2013年6月以来の大幅安。
スイス国立銀行(中央銀行)がフラン相場の上限を撤廃すると突然発表したため、株式相場はもみ合う場面もあった。
ソーンバーグ・インベストメント・マネジメントの株式トレーディング責任者、トーマス・ガルシア氏は「この日は不透明感が強い。
スイス資産などの扱い方をめぐって不透明感があり、商品相場も至る所で注目を集めている。
経済指標は強弱まちまちで、今週は決算発表もある。
消費動向への注目が続いているが、決算は市場に大きな影響を与えるだろう」と話した。
S&P500種株価指数は前日比0.9%安の1992.67と、終値ベースで12月16日以来の安値。
ダウ工業株30種平均は106.38ドル(0.6%)下落の17320.71ドルで終えた。
アップルは2.7%下げ、ナスダック100指数は1.4%安。
経済指標
ニューヨーク連銀が発表した1月の同地区の製造業景況指数が予想を上回った一方、フィラデルフィア連銀が発表した1月の同地区製造業景況指数は予想を下回った。
先週の米新規失業保険申請件数は市場予想に反して前週比で増加。年末の臨時雇用者の解雇が示唆された。
12月の生産者物価指数(PPI)は前月比0.3%低下と、3年ぶりの大幅な低下となった。
原油安の投資や業績への影響をめぐって不安心理が広がってきており、2009年以降で3倍になっている米株式相場の底堅さに対する試金石となっている。
ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートの国際ストラテジー責任者、ポール・クリストファー氏は「原油とドル高、スイス国立銀の政策に銅を組み合わせれば、昨年10月のような世界経済成長への広範な不安に匹敵する」と述べた。
スイス国立銀行
スイス国立銀が1ユーロ=1.20スイス・フランに設定していたフラン相場の上限を撤廃すると発表。
経済を守るための3年越しの政策を放棄すると、株価先物は早朝の時間外取引で荒い値動きとなった。
欧州中央銀行(ECB)が近く国債購入を開始すればフランの上限維持が立ち行かなくなる恐れがあり、スイス中銀の行動は新たな経済防衛手段と言える。
ECBはちょうど1週間後の政策委員会で量的緩和(QE)などの政策を協議する。
QEが導入されればフランへの上昇圧力は強まる。
フィドューシャリー・トラスト・カンパニー・インターナショナルの最高投資責任者(CIO)、ロン・サンチェス氏は「スイス中銀の動きはかなりの予想外で、動揺が広がった。先行きをやや予測しづらくなったため、市場は非常に鮮明にリスク回避の方に動いている」と述べた。
原題:U.S. Stocks Fall as Banks, Best Buy Slump on Corporate Earnings(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:
ニューヨーク Oliver Renick enick2@bloomberg.net
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Jeff Sutherland jsutherlan13@bloomberg.net
Jeremy Herron
更新日時: 2015/01/16 07:37 JST