(ブルームバーグ):
13日の米株式相場は荒い値動きとなった。
ダウ工業株30種平均は282ドル上昇した後に143ドル安となり、前日終値水準まで戻す場面もあったが、最後の数分間で再び軟化した。
原油相場が5年ぶりの安値付近でもみ合い、銅相場が大幅安となる中、米国株は大きく上下した。KBホームが22年ぶりの大幅安となり、S&P住宅建設株指数も下落した。
KBホームは第1四半期の利益について、アナリスト予想を下回るとの見通しを示した。
住宅ローンのサービサー(回収業者)、オクウェン・ファイナンシャルは上場来で最大の下げ。
カリフォルニア州が同社のライセンス取り消しを検討しているとの新聞報道を嫌気した。
フリーポート・マクモラン・カッパー・アンド・ゴールドやニューモント・マイニングも安い。
S&P500種 株価指数は前日比0.3%安の2023.03で終了。
1.4%上昇した後、1%安になる場面もあった。
ダウ工業株30種平均は27.16ドル(0.2%)下落の17613.68ドルで終えた。
ビーコンクレスト・キャピタル・マネジメント(ボストン)の最高投資責任者(CIO)、ケビン・ディブニー氏は「ダウ平均の200-300ドルの振れは驚きではない。上下いずれの方向にも大きく動いた。業績の全体像がはっきりするまで、トレンドがないような状態が続くだろう。これに値動きの荒さが重なると、良い環境だとは言えない」と語った。
荒い値動き
S&P500種 はこの日の高値から安値まで49ポイント下げた。
これは、3%安をほぼ埋めた昨年10月15日以来の大幅な動き。
年初来の平均変動率は0.95%と、2014年の0.53%のほぼ2倍となっている。
14年は06年以来の低い変動率だった。
ボヤ・インベストメント・マネジメントのマルチ資産戦略部門責任者、ポール・ゼムスキー氏(ニューヨーク在勤)は「このように値動きが荒い市場には、確かに多少の不安を覚える。市場は業績に関して神経質になっている。当社は原油安が業績に影響を及ぼすとみている」と述べた。
原油先物相場は在庫増観測から通常取引では1バレル=45ドルを割り込む場面もあったが、時間外取引ではニューヨーク時間午後4時43分現在で0.4%高となっている。
「深刻な構造的ダメージ」
助言会社サークル・スクエアド・オルタナティブ・インベストメンツのジェフ・シカ社長兼最高経営責任者(CEO)は「原油価格は安定すると期待されていたが、実際にはそうなっていない。原油相場が下げ続ければ、経済に非常に深刻な構造的ダメージを与え始めるというのがこれまでの私の主張だ」と話した。
KBホームは投資家向け説明会で、第1四半期の粗利益率が大幅に縮小し、2015年全体で20%という目標を達成できる公算が低いとの見通しを示した。
株価は16%下げ、1992年8月以来の大幅安となった。
S&P住宅建設株指数 は1カ月ぶりの大幅安となる3.2%下落。
フリーポートは7.4%、ニューモントは3.9%それぞれ下げた。
銅相場は5日続落し、約5年ぶりの安値となった。
エネルギー価格の下落で鉱山会社が生産を増やすとの思惑が背景にある。
原題:U.S. Stocks Decline After Fluctuating Amid Drops in Oil, Copper(抜粋)
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更新日時: 2015/01/14 07:43 JST