【ニューヨーク、ロンドン・ロイターES=時事】
週明け29日の金現物相場は下落し、
前営業日のショートカバーによる大幅上昇分の大半を消した。
ギリシャ総選挙に対する見通し不透明感は、
ドル高やチャート上の弱気なシグナルによって相殺された。
金現物は米東部時間午後2時09分(1909GMT)時点で
1.1%安の1オンス=1181.16ドル。
前週末26日は1.8%上昇していた。
ドル指数は主要通貨バスケットに対し上昇した。
クリスマスや年末で出来高は低水準。
CMEグループの貴金属と非鉄金属先物の立会場取引は
1月1日、休場となる。
シカゴのビジョン・フィナンシャル・マーケッツの金属取引ディレクター、デービッド・ミーガー氏は「米国の取引時間帯に入ると、薄商いや、相場が主要なテクニカル水準を割り込んだことがより材料視された」と指摘した。
ギリシャ議会が与党が推す大統領候補を受け入れなかったとの報を受けて、
29日の欧州株や欧州周辺国の債券相場が急落した。
これで同国では解散総選挙が実施されることになり、
緊縮財政撤回を掲げる最大野党の急進左派連合が同選挙で勝利する可能性がある。
サクソバンクの商品調査責任者オーレ・ハンセン氏は、ギリシャのニュースは、同国がユーロ圏を離脱するリスクを再び高めるものであり、欧州にとっては新年を迎える上で最良の状況ではないと述べた。
金現物相場は2014年に2%の下落となる見込み。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物の中心限月2月きりは
13.40ドル安の1オンス=1181.90ドルで引けた。(了)