【ニューヨーク・ロイターES=時事】
週明け29日の米欧石油先物相場は、先週末終値比1ドル以上下落し、
2009年5月以来の安値水準で終了した。
リビアの内戦に伴う同国の石油貯蔵施設の被害が拡大したとの報道が
支援材料になったが、世界的な供給過剰懸念の方が強く、
序盤に上昇後、短時間で値を消した。
英国産標準油種の北海ブレント先物2月きりは
前週末比1.57ドル安の1バレル=57.88ドルで終了した。
米国産標準油種のWTI先物2月きり終値は
1.12ドル安の53.61ドル。
トラディション・エナジー(米スタンフォード)の
上級アナリスト、ジーン・マックギリアン氏は、
相場が上昇後に急落したのは、市場の供給過剰懸念が
解消されていないからだと分析。
「上値を試すたびに新たな売りが出ている」と話した。
ユナイテッドICAPのテクニカル・アナリスト、
ブライアン・ラローズ氏は、原油相場は50ドルの
下値支持線を試す展開になるかもしれないと話した。
原油相場が現在の水準のまま31日の取引が終了すれば、
2014年通年では08年以来の大きな下落になる見通し。
原油の先物取引が始まった1980年代以降でみても、
年間の落ち込みとしては過去2番目の大きさになる。(了)