12月13日(土)阪神競馬11Rのチャレンジカップは、武豊騎手騎乗の3歳馬トーセンスターダムが後方から鮮やかな大外一気を決めて快勝。
2月のきさらぎ賞以来の重賞タイトルを手にした。勝ち時計は1分45秒9。
クビ差の2着には直線で内を強襲した9番人気デウスウルト、中団外から脚を伸ばした2番人気フルーキーの2頭が同着となった。
デビュー以来無敗の5連勝と破天荒なレースぶりでファンの注目を集め、1.9倍の1番人気に支持されていたエイシンヒカリは、直線半ばで馬群に飲み込まれ9着に敗れた。
レースはダイワマッジョーレが出遅れ。
スマートレイアーも後方から。
先手はエイシンヒカリがアッサリと奪い、マコトブリジャールが2番手、ウインフルブルームが3番手を追走。
好位の内目からはアドマイヤタイシとアズマシャトルが続く。
中団は4頭並んで、内からシゲルササグリ、デウスウルト、フルーキー、バッドボーイ。2馬身離れて後ろから3頭目にトーセンスターダム、その外にダイワマッジョーレ、そして最後方にスマートレイアーという隊列となった。
向正面ではレースは淡々と進み、少し離れていた後方3頭も馬群に追いついて、12頭がほぼひと固まりの態勢。
3コーナーに向いても馬群に大きな動きはなく、静かにレースが進んでいたが、前半1000mの通過は58秒8と速い流れ。
エイシンヒカリは見た目以上に厳しいラップを刻んでいて、後続は追走に手一杯で自分から仕掛けていくことが出来なかったのかもしれない。
4コーナーの後半でようやく後続の手が激しく動き、各馬が仕掛けていくが、エイシンヒカリは持ったままで、2番手以降に2~3馬身のリードを保って直線を迎える。
エイシンヒカリは見た目には余裕の手応えで逃げ込みを図るが、残り200mで後続の各馬が迫ってきたところでいざ追い出すと、全く抵抗できないまま馬群に沈んでしまう。
替わって先頭に立ったのは、内をこじ開けるように進んできたデウスウルト。これを馬場の3分どころからアズマシャトル、フルーキーが追い掛け、さらに、大外からはトーセンスターダムが鋭い脚で前との差を詰めてくる。
さらに後方からはダイワマッジョーレとスマートレイアーが併せ馬の態勢で猛然と追い込んでくるが、ここは前と差があり、掲示板までかという状況。
トーセンスターダムは最後の2完歩でデウスウルトをしっかり差し切り、クビ差抜け出しての快勝。
連れて脚を伸ばしたフルーキーもデウスウルトとピッタリ並んでの入線となり、ここは写真判定の結果、2着同着となった。
以下、ゴール前でのもう一伸びを欠いたアズマシャトルが上位3頭から1馬身遅れての4着。
後方から追い込んだダイワマッジョーレ、スマートレイアーがそれぞれ5、6着。
エイシンヒカリは、結果的に前半のハイペースによる消耗が響いたか、9着まで後退してレースを終えている。
勝ったトーセンスターダムはデビューから全てのレースで武豊騎手が手綱を取り、無傷の3連勝できさらぎ賞を制覇。クラシック路線の主役の1頭として大きな期待を集めていた。
残念ながら皐月賞11着、ダービー16着、菊花賞8着とG1で結果を残すことは出来なかったが、結果を残していた1800m戦に戻り、対古馬初戦となった今回、見事に末脚が復活。
並み居る実績馬をまとめて差し切っての嬉しい重賞2勝目となった。
武豊騎手は今年の重賞7勝目。
まだG1の勝利はなく、明日の阪神JF、来週の朝日杯FS、そして再来週の有馬記念に期待が掛かる。
●トーセンスターダム
牡3歳
父:ディープインパクト
母:アドマイヤキラメキ
母父:エンドスウィープ
武豊 騎手
池江泰寿 厩舎
・主な勝鞍
2014年:チャレンジC(G3)
2014年:きさらぎ賞(G3)