12月10日(ブルームバーグ):
米株式相場は下落。
S&P500種株価指数は7週間で最大の下げとなった。
石油輸出国機構(OPEC)が2015年のOPEC産原油需要見通しを引き下げたことに反応し、エネルギー株への売り浴びせが再開した。
コノコフィリップスやエクソンモービル、シェブロンが安い。
S&P500種のエネルギー株指数は4月以来の安値となった。
ヤム・ブランズ も下落。
中国での食品の安全性をめぐる不安を背景に通期利益の見通しを下方修正したことが響いた。
ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスとサウスウェストは上昇。
業界団体が、世界の航空各社の利益が来年、過去最高に達するとの見通しを示したことを好感した。
S&P500種 株価指数は前日比1.6%安の2026.14。
10月13日以降で最大の下落率となった。
過去3日間の下落率は2.4%。
ダウ工業株30種平均は268.05ドル(1.5%)下げて17533.15ドル。
ダウ平均の下落率は10月9日以来で最大。
ウェドブッシュ・セキュリティーズの株式トレーディング担当マネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「原油需要見通しの下方修正を受けて石油が下げており、他の分野も連れ安となるのは意外なことではない」と指摘。「きょうは相場を押し上げるニュースがないため、強気筋が株買いにどれだけの確信を抱いているか再び注目が集まっている」と述べた。
S&P500種は前日ほぼ変わらずで終了。
一時1.3%安となったが、その後下げを埋める展開となった。
同指数は年初来では9.6%高と、このままいけば3年連続での上昇となる。
予想を上回る経済指標や企業決算が背景にある。
原油相場の下落
ブルームバーグのエコノミスト調査によれば今週発表の経済指標では、11月の小売売上高は増加が見込まれ、新規失業保険申請件数は前週比で横ばいが予想されている。
また12月の消費者信頼感も改善が見込まれている。
原油相場は5年ぶり安値に下落。
OPECは加盟国産原油の需要見通しを12年ぶりの水準に引き下げた。
米国でのシェールオイルの供給増と世界の消費見通し引き下げが理由。
OPECは需要見通しを日量で約30万バレル引き下げ2890万バレルとした。
これは加盟12カ国による11月の全産油量を115万バレル程度下回る水準。
OPECは11月27日の総会で、生産目標を日量3000万バレルで据え置いた。
今年これまでの原油40%値下がりによる需給への影響は依然として不透明だともOPECは指摘した。
主要10業種全て下落
S&P500種のエネルギー株 は3.1%下落。
デンベリー・リソーシーズは6.4%安、ワンオーケーは7.8%下げた。
エネルギー株指数は11月初め以降13%下落、6月の高値からは25%下げている。
S&P500種の主要10業種 は全て下落。
資源、産業、テクノロジーの各指数の下げが目立った。
シカゴ・オプション取引所 (CBOE)のボラティリティ指数(VIX )は24%上げて18.53。
過去3日間では57%上昇となった。
銀行株も安い。
JPモルガン・チェースが、10-12月(第4四半期)トレーディング収入について前年同期比で「10%台後半」の減少率になるとの予想を示したことが手掛かり。
JPモルガンは2.8%安。
ゴールドマン・サックス・グループとシティグループはそれぞれ2.5%値下がりした。
ヤム・ブランズは6.2%安。
一方でブルームバーグ米航空株指数は0.8%上昇した。
原題:U.S. Stocks Fall Most Since October as Energy Renews Selloff(抜粋)
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更新日時: 2014/12/11 07:59 JST