〔米欧石油市況・詳報〕WTI10%安=ブレント、70ドル下回る(28日) | 人生の水先案内人

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【ニューヨーク・ロイターES=時事】

週末28日の米欧石油市場は、石油輸出国機構(OPEC)の減産見送りを受けて、

米国産標準油種WTIの先物相場が10%の大幅下落を喫した。

英国産標準油種の北海ブレント先物相場も1バレル=70ドルを下回った。

テュケ・キャピタル・アドバイザーズ(ニューヨーク)のタリク・ザヒル氏は
「原油を今買う理由はほとんどない。(今後の相場は)一段安か、
暴落のどちらかだろう」と話した。

 
WTI先物1月きりは7.54ドル安の66.15ドルで終了。
その後の時間外取引で65.69ドルまで下げた。
北海ブレント先物1月きりの終値は2.43ドル安の70.15ドル。
安値は69.78ドルだった。



 

ブレウィン・ドルフィン(ロンドン)のアナリスト(石油・天然ガス担当)は「OPECのメッセージは極めて明確で、低コストの石油生産を行っているOPEC加盟国に(現在の相場の)被害は及んでいないということだ。

OPECと米国のシェール生産者と、どちらが先に弱気を見せるか。

原油価格がこうした水準で長く低迷すれば、米国のシェール生産者が行き詰まる可能性が大きくなるが、そうなるまでまだしばらくかかる」と話した。
 
市場関係者によると、WTI相場が2010年5月に付けた安値の64.24ドルを下抜ければ、テクニカル分析上、次は60ドル、その次は09年7月に付けた安値の58.32ドルを試す展開になる可能性があるという。


 

一方、ゴールドマンサックスは、WTI相場が70~75ドルのレンジだと、米国で掘削資金の拠出が手控えられる可能性があると指摘した。
 
BNPバリバは15年のブレントの価格見通しを20ドル引き下げ77ドルに、WTIを18ドル引き下げ70ドルに、それぞれ下方修正した。(了)