2014年11月24日(月)
11月24日(月)東京競馬11Rの東京スポーツ杯2歳Sは、直線の大激戦からゴール前でサトノクラウンが一気に抜け出して優勝。
新馬戦からの連勝で重賞タイトルを手にした。
勝ち時計は1分47秒9。
クビ差の2着は馬群から一歩先に抜け出し、ゴール寸前まで先頭に立っていた1番人気アヴニールマルシェ。
さらに3/4馬身差の3着には9番人気ソールインパクトが入った。
スタートの直前、最内枠のサトノクラウンがゲートの中で何度も立ち上がるなど落ち着きを欠いたが、何とかほぼ五分のスタートを切ることに成功。
残りの12頭も揃った綺麗なスタートでレースが始まった。
先行争いはまずペガサスボスが出て行くが、内からグリュイエールが掛かり気味に交わして先頭。
外からはストリートキャップとマイネルシュバリエ、さらにその内から今日はいい出脚を見せたアヴニールマルシェが先団に加わった。
2コーナーを過ぎたあたりでマイネルシュバリエが先頭を奪い、交わされたグリュイエールとペガサスボスはやや落ち着きを欠いてしまう。
中団からはグァンチャーレとジャストドゥイング、その後ろにサトノクラウン、クラージュシチー、ソールインパクトが3頭並んでの追走。
後ろから3頭目がスワーヴジョージ、1馬身後ろにエミネスク、また1馬身離れて最後方からの追走がディアコンチェルトとなった。
マイネルシュバリエが先頭に立って、前半1000mの通過は60秒3の平均ペース。
グリュイエール、アヴニールマルシェ、クラージュシチーは好位~中団の最内で3頭並んでの追走。
外からはソールインパクトとスワーヴジョージが早めにポジションを上げ、サトノクラウンも内の馬群を避けて外に進路を取った。
直線に向いたところで13頭がほぼひと固まりの状態。
そこから徐々に馬群が外へ広がり、横一線の大激戦となる。
まずこの争いから抜け出しに掛かったのが、ジャストドゥイングと、外からスムーズに進出したソールインパクト。
グリュイエール、アヴニールマルシェは前が壁になってまだ抜けてこれず、サトノクラウンはまださらに1列後ろ。
クラージュシチーは大外に出したがジリジリとした脚。
残り200mを切ると、内の先行勢は後退。
今度はジャストドゥイング、ソールインパクト、ようやくエンジンの掛かったクラージュシチー、さらに大外から伸びるスワーヴジョージの4頭による争いとなる。
アヴニールマルシェ、サトノクラウンはまだ前が開かず厳しいかと思わせる状況。
4頭の争いから僅かに抜け出したのはソールインパクトで、そのまま押し切りを図る。
しかし、ここからさらに様相が一変。
馬群がバラけたタイミングを突いて、アヴニールマルシェが内をこじ開けて鋭く伸びる。
その外ではサトノクラウンもスペースを見つけ、ムーア騎手が必死に追う。
アブニールマルシェは残り50mあたりでソールインパクトを内から捕まえて先頭に立つ。
今度こそ大勢が決したかと思われたが、アヴニールマルシェをさらに上回る脚を見せたのがサトノクラウンだった。
ゴール寸前の最後の数完歩というところで一気に並んで、クビ差交わしてゴール。
ゴール前で目まぐるしく展開の変わる大激戦の直線、先頭でゴールを駆け抜けたのは1戦1勝馬サトノクラウンとなった。
3着争いもゴール前でもつれたが、ここは早め先頭から見せ場を作ったソールインパクトが死守。
最後に大外から勢い良く伸びたエミネスクがクビ差まで迫る4着、さらにハナ差で2番人気クラージュシチーは5着での入線となった。
勝ったサトノクラウンは今回と同じ東京芝1800mの新馬戦を快勝しての参戦。今年はただ1頭の1戦1勝馬だったが、キャリアの少なさを全く感じさせない走りで、見事無敗の重賞ウィナーとなった。
父マルジュは英G1馬で、1991年のイギリスダービーでジェネラスの2着に入った実績などがある。
日本で走った産駒はサトノクラウンが3頭目で、その新馬戦がマルジュ産駒の日本初勝利、今回の勝利が初の重賞制覇となった。
また、1999年のジャパンカップでスペシャルウィークの2着となった香港馬インディジェナスの父として、他にもグランデッツァやマルセリーナの母父として、マルジュの名が日本競馬に関わっている。
1番人気アヴニールマルシェは新潟2歳Sに続く、非常に惜しい2着。
サトノクラウンと同様、ラスト100mまで前が開かない厳しい競馬となり、負けたとはいえ強い内容の競馬は見せている。
来春のクラシックに向けて賞金は着実に加算できているものの、やはり重賞タイトルが欲しいところ。
次走の巻き返しに注目したい。
●サトノクラウン
牡2歳
父:Marju
母:ジョコンダ2
母父:Rossini
ムーア 騎手
堀宣行 厩舎
・主な勝鞍
2014年:東スポ杯2歳S(G3)
1着[1]サトノクラウン
2着[2]アヴニールマルシェ
3着[11]ソールインパクト
4着[10]エミネスク
5着[9]クラージュシチー
6着[13]スワーヴジョージ
7着[6]グァンチャーレ
8着[12]ディアコンチェルト
9着[3]グリュイエール
10着[8]ジャストドゥイング
11着[5]ストリートキャップ
12着[7]マイネルシュバリエ
13着[4]ペガサスボス
単勝:[1] 810円
複勝:[1] 240円
[2] 120円
[11] 560円
枠連:[1-2] 1,040円
馬連:[1-2] 1,020円
馬単:[1-2] 2,440円
ワイド
[1-2] 400円
[1-11] 2,930円
[2-11] 1,140円
3連複
[1-2-11] 8,130円
3連単
[1-2-11] 40,850円