【ニューヨーク・ロイターES=時事】
10日の米欧石油市場では、英国産標準油種の北海ブレントが5営業日続落。
一時は2013年4月18日以来、約17カ月ぶりの安値を付けた。
石油輸出国機構(OPEC)が原油需要の見通しを下方修正したほか、米エネルギー情報局(EIA)の週報で石油製品の在庫が増加したことなどに圧迫された。
ブレント10月きりは1バレル=98.04ドルと、前日終値比1.12ドル安で終了した。
米国産標準油種のWTIは反落。
10月きりは1.08ドル安の91.67ドルで引けた。
一時は13年5月2日以来、約16カ月ぶりの安値を記録した。
EIAによると、米原油在庫は前週比100万バレル減少。
ただ、市場予想ほど減らなかった。
また、原油受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫が増加したほか、ガソリンやディスティレート(留出油)といった石油製品の在庫が大幅な積み増しとなった。
ガソリンの在庫は240万バレル増、ディスティレートは410万バレル増。
アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルドフ氏はEIAの統計に関して、「石油製品在庫の大きな積み増しを踏まえれば、極めて弱気の材料だ」との見方を示した。
また、PVMオイル・アソシエーツのマネジングディレクター、デービッド・ハフトン氏はOPECが14年と15年の原油需要予想を引き下げたことについて、「産油国にとって原油(価格)をめぐる見通しは明るくないようだ」と語った。
(了)