【シカゴ時事】
来週のシカゴ商品取引所(CBOT)の穀物先物相場では、11日に発表される9月の農産物需給報告に関心が集まりそうだ。
トウモロコシや大豆のイールド(単位面積当たり収量)が上方修正されるかが焦点になる。
今週末から来週にかけて、米コーンベルトは低温が予想されており、北部で早霜が発生し、生育に悪影響が生じる可能性もある。
前回の8月需給報告では、2014~15年度のトウモロコシのイールドは1エーカー当たり167.4ブッシェル、大豆は45.4ブッシェルと予測された。
いずれも前月から上方修正されたものの、市場では最終的なイールドはさらに高まると予想されている。
これに関し、米穀物調査会社アーチャー・フィナンシャル・サービシズのグレッグ・グロー氏は「トウモロコシは2~3ブッシェル、大豆は1ブッシェル程度上方修正されるだろう」との見方を示した。
今週のクロップ・プログレスによると、米国産トウモロコシの作況で「優・良」の割合は前週比1ポイント上昇の74%(前年同期56%)、大豆も2ポイント上昇の72%(同54%)となった。
いずれも天候に恵まれて順調に生育していることが改めて裏付けられた。
ただ、今週末から来週にかけて寒冷前線が南下し、サウスダコタ州などで早霜が発生する可能性が指摘されている。
早霜に見舞われれば、生育に悪影響を及ぼすため、相場にとっては買い材料になる。
今週の穀物先物相場は、大豊作見通しに圧迫され、トウモロコシ、大豆ともに続落。小麦は、ウクライナ情勢の改善のほか、ドル高に伴う米国産の競争力低下への懸念も加わり、続落した。
5日の終値は次の通り(1ブッシェル当たり)。
トウモロコシ12月物=8.75セント安の356.00セント
▽大豆11月物=2.75セント安の1021.50セント
▽小麦12月物=28.25セント安の535.25セント(了)