【ニューヨーク・ロイターES=時事】
4日の米欧石油市場では、欧州中央銀行(ECB)の追加利下げを受けてドル高が進んだ。
これを受け、米国産標準油種のWTI、英国産標準油種の北海ブレントともに反落した。
ただ、米原油在庫が減少したことで、下げは限定的だった。
WTI10月きりは1.09ドル安の1バレル=94.45ドル、ブレント10月きりは0.94ドル安の101.83ドルでそれぞれ取引を終えた。
ECBが政策金利を過去最低水準に引き下げたのを受け、ユーロは対ドルで1年超ぶりの安値を付けた。
VTBキャピタルのアナリスト、アンドレイ・クリュチェンコフ氏は「ドル高が原油相場を押し下げた」と述べた。
米エネルギー情報局(EIA)の週報によると、米原油在庫は90万5000バレルの減少。ガソリン在庫は230万バレルの取り崩しだった。
原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫は38万5000バレル減。
アゲイン・キャピタルのパートナー、ジョン・キルダフ氏は「ガソリン在庫減がやや支援材料になった。景気回復とガソリン小売価格の下落が大きく影響している。結果、ガソリン需要は依然として堅調だ」と語った。
一方、リポー・オイル・アソシエーツのリポー社長は、10月から本格化するメキシコ湾岸の製油所の保守点検シーズンを見越して原油相場は軟化していると分析。「製油所の原油需要は減退するはずだ。これに対し、北米の原油生産量は増え続けている」と説明した。(了)