〔米欧石油市況・詳報〕下落=欧州、中国の景気回復に懸念(1日) | 人生の水先案内人

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【ロンドン・ロイターES=時事】

週明け1日の米欧石油市場では、需給が緩む中、欧州と中国の製造業の不安定な成長に圧迫され、英国産標準油種の北海ブレント先物相場が下落した。

ただ、リビアは政府が首都の大半で支配権を奪われ、依然生産停止のリスクに直面している。米国市場はレーバーデーのため休場。

 8月のユーロ圏製造業は伸び率が予想以上に鈍化。

一部主要国では鉱工業生産の停滞傾向が示され、フランスでは1年3カ月ぶりの大幅な落ち込みとなった。

 一方、8月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)は内外需の鈍化を背景に3カ月ぶり水準に低下。規模の大きい建設業でも減速が示され、需要の先行きに黄信号がともった。

 バークレイズは最新の石油市場見通しで、「中国ではディーゼル油需要が建設業の減速を受け、圧迫されている。

これは継続的な不動産市場の調整に関連しており、今後も続く見通しだ」と指摘。
「一方、インドでは今年以降、中国を上回る勢いで需要が伸びている」と説明した。

 ブレント先物10月きりは1702GMT現在、0.47ドル安の102.
72ドル。

米国産標準油種WTI先物10月きりは0.10ドル安の95.86ドル。

 
ソシエテ・ジェネラルのマイケル・ウィットナー氏は
「原油相場は安定したようだ。ただ、
短期的には相場回復を妨げる大きな要因が存在する」と指摘。
「リビア産の輸出は拡大しており、増加分は備蓄に向かっている。
これは相場を圧迫し続けるだろう」と語った。


 
リビア国営石油会社が8月31日に明らかにしたとことによると、同国の石油生産はここ数カ月間、増加を続け、日量70万バレルに達した。

しかし、首都トリポリの大半は武装勢力に制圧され、生産水準が今後も保てるか、警戒が高まっている。

 
イラク北部では政府軍とクルド治安部隊による、過激組織「イスラム国」への攻勢が続いており、米軍も爆撃で作戦を援護した。

 ただ、南部の石油積み出し港は戦闘の影響を受けていない。

ロシアのガスプロムと韓国のガス公社は1日、
バドラ油田で合弁の商業生産を始めたと発表した。
生産量は日量1万5000バレル。
(了)