8月7日(ブルームバーグ):
欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の通り。
(表はロンドン午後6時現在)
為替 スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル 1.3350 1.3383
ドル/円 102.13 102.10
ユーロ/円 136.34 136.64
株 終値 前営業日比 変化率
ダウ欧州株600 326.96 -2.23 -.7%
英FT100 6,597.37 -38.79 -.6%
独DAX 9,038.97 -91.07 -1.0%
仏CAC40 4,149.83 -57.31 -1.4%
債券 直近利回り 前営業日比
独国債2年物 .01% .00
独国債10年物 1.06% -.04
英国債10年物 2.48% -.03
商品 直近値 前営業日比 変化率
金 現物午後値決め 1,305.25 -1.25 -.10%
原油 北海ブレント 105.32 +.73 +.70%
◎欧州株:3カ月半ぶり安値-ECB総裁がウクライナ危機リスク指摘
7日の欧州株式 市場では指標のストックス欧州600指数が続落し、約3カ月半ぶりの安値を付けた。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がウクライナなどの地政学的リスクが景気回復を損ねる可能性があると指摘。
ドイツのミュンヘン再保険の利益が予想を下回ったことも嫌気された。
ミュンヘン再保険 は2.3%下落。
スポーツ用品メーカーの独アディダスは4.5%安。
2014年通期の利益見通しを引き下げたことが売り材料。
一方、独コメルツ銀行は値上がり。第2四半期の利益が2倍余りに増えた。
スイスの食品メーカー、ネスレは3.4%上昇。
上期売上高がアナリスト予想を上回った同社は、自社株購入計画を明らかにした。
ストックス欧州600指数 は前日比0.7%下げて326.96で終了。
ウクライナ危機の高まりを背景に、同指数は6-7月に2年ぶりとなる2カ月連続安となった。
6月10日に付けた6年ぶり高値からは6.5%下げている。
クオニアム・アセット・マネジメント(フランクフルト)で株式取引に携わる
ソーレン・シュタイネルト氏は電子メールで、
「まだ不透明感がある」とし、「ミュンヘン再保険など、決算に失望させられた。今朝のドイツのマクロ経済データも予想を下回った。新しいポジションを取るのに慎重になっている」と語った。
ドイツ経済技術省の発表によれば、6月の鉱工業生産 指数は前月比0.3%上昇と、ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想平均(1.2%上昇)を下回った。
前月は1.7%低下に改定された。
ECBはこの日、主要政策金利を0.15%に据え置いた。
ドラギ総裁は政策発表後の記者会見で、ウクライナなどでの紛争が景気回復を損ねるリスクは増しているとの認識を示した。
7日の西欧市場では18カ国中16カ国で主要株価指数が下落。
英FTSE100指数は0.6%、
仏CAC40指数は1.4%それぞれ下げ、
独DAX指数は1%下落した。
原題:Europe Stocks Fall as Munich Re Misses, Draghi Warns onUkraine(抜粋)
◎欧州債:ドイツ2年債利回りがマイナス圏に-ECBは金利据え置き
7日の欧州債市場でドイツ国債が上昇、2年債利回りは一時、2013年5月以来のマイナスとなった。
10年債利回りも過去最低を更新。欧州中央銀行(ECB)はこの日、政策金利を過去最低に据え置いた。
今年のドイツ国債は値上がり基調にあり、リターンは株式を上回っている。
ECBのこれまでの利下げや、デフレ回避のため目的を絞った長期資金供給を含む刺激策の追加が背景にある。
ロシアがウクライナとの国境付近で兵力を増強し、経済データがユーロ圏の景気減速を示したことから、オーストリアやフィンランドの国債も買われている。
ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、アラン・フォンメイレン氏は
「ECBが政策金利を引き上げるまでには、かなり長い時間がかかるだろう。しかも利上げシナリオは、低インフレや経済データの弱さ、ウクライナ情勢でさらに先送りされつつある」と指摘。「投資家はより安全な資産に資金を移しつつある。ウクライナ情勢が悪化し続ければ、
利回りはマイナス圏にとどまる可能性がある」と語った。
ロンドン時間午後4時21分現在、ドイツ10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.07%。
一時はブルームバーグがデータを取り始めた1989年以来で最低の1.069%となった。
同国債(表面利率1.5%、2024年5月償還)価格は0.285上げ103.955。
2年債利回りは0.006%でほぼ変わらず。
一時はマイナス0.004%と、2013年5月24日以降の最低を付けた。
ECBは主要政策金利を0.15%、下限金利である中銀預金金利はマイナス0.1%にそれぞれ据え置いた。
ドラギ総裁は政策発表後の記者会見で、ウクライナなどでの紛争が景気回復を損ねるリスクが増しているとの認識を示した。
原題:German Bond Gain Sends Note Yield Below Zero as ECB HoldsRates(抜粋)
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山広 恒夫
更新日時: 2014/08/08 02:27 JST