7月23日(ブルームバーグ):
ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。
(表はNY午後4時現在)
為替 スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル 1.3461 1.3466
ドル/円 101.51 101.46
ユーロ/円 136.64 136.63
株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種 17,086.63 -26.91 -.2%
S&P500種 1,987.01 +3.48 +.2%
ナスダック総合指数 4,473.70 +17.68 +.4%
債券 直近利回り 前営業日比
米国債2年物 .47% .00
米国債10年物 2.47% +.01
米国債30年物 3.26% +.01
商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率
COMEX金 (ドル/オンス) 1,306.50 -1.50 -.11%
原油先物 (ドル/バレル) 103.00 +.61 +.60%
◎NY外国為替市場
ニューヨーク外国為替市場では南アフリカ・ランドやトルコ・リラなど新興市場国の通貨が4日続伸。
主要国の中央銀行が流動性を供給して景気を支えていることから、景気改善を示す指標が出ている。
豪ドルは米ドルに対してほぼ2週間ぶりの高水準。オーストラリアのインフレ指標を受けて利下げ観測が後退した。
大統領選でジョコ・ウィドド氏が当選したインドネシアの通貨ルピーは、2週間ぶりの大幅高となった。ユーロはドルと円に対してほぼ変わらず。
ポンドは下落。
イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は政策金利を引き上げるペースが過去よりも緩やかになるとの見通しを示した。
BNPパリバの企業金融・投資銀行部門のシニアグローバル通貨ストラテジスト、
フィリス・パパデビッド氏(ロンドン在勤)は新興国通貨について、
「良好な経済指標にもかかわらず、当局が慎重な姿勢を強調している時には堅調に推移する」
と指摘。
「現在のような米経済指標の改善を背景に、ドルは底堅く推移し、円とユーロより
も堅調になるだろう」と述べた。
ニューヨーク時間午後2時59分現在、主要新興国・地域の20通貨で構成されるブルームバーグの
指数は0.2%高の92.8578と、14日以来の高水準。
ユーロは対ドルで前日比ほぼ変わらずの1ユーロ=1.3460ドル。
対円では1ユーロ=136円67銭。
一時は2月4日以来の安値となる136円41銭まで下げた。
円は対ドルで1ドル=101円54銭。
◎米国株式市場
23日の米国株はS&P500種株価指数 が最高値で終えた。
アップルを中心にテクノロジー株が買われたほか、決算を手掛かりにヘルスケア関連株が上げた。
一方、ダウ工業株30種平均は下落。構成銘柄のボーイングが大きく下げた。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、
S&P500種株価指数は前日比0.2%高の1988.29。
ダウ工業株30種平均は26.91ドル(0.2%)下げて17086.63ドル。
ブラックロックのチーフ投資ストラテジストのラス・ケステリッヒ氏は、
「決算は全般的に明るいトーンだ。金融当局が株式相場を支えると信じている
投資家にとってインフレ指数も支援材料となっている」と述べた。
◎米国債市場
米国債市場では30年債利回り がほぼ13カ月ぶり低水準で推移。
市場では金融当局の債券購入が終了してもインフレ懸念は起きないとの見方が広がっている。
30年債の5年債に対する上乗せ利回り は2009年2月以降での最小付近にとどまった。
前日発表された6月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇(5月は0.4%上昇)だった。
国際通貨基金(IMF)は米国のインフレは引き続き抑制されており、労働市場の回復も依然緩慢なことから、連邦公開市場委員会(FOMC)には現在の低金利をより長期にわたって維持できる余地があるとの見方を示した。
GMPセキュリティーズの債券戦略ディレクター、エイドリアン・ミラー氏は
「米国債にとっては条件がそろいすぎている状態であり、誰も売ろうと考えていない」と指摘。「成長とインフレは依然弱い。他の先進国と比較して米国債の利回りに妙味を見いだせる時期に
おいて、地政学的リスクも相まって、米国債にはプラスの環境となっている」と説明した。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後1時57分現在、
30年債利回りは前日比ほぼ変わらずの3.25%。
同年債(表面利率3.375%、2044年5月償還)価格は102 3/8。
利回りは21日に3.24%と、13年6月7日以来の低水準に下げた。
◎NY金先物市場
ニューヨーク金先物相場は続落。
米国株の上昇を受けて代替投資の金買いが減退した。
S&P500種株価指数は最高値を更新した。
アーチャー・フィナンシャル・サービシズのシニア市場ストラテジスト、
ブレーク・ロッベン氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、
「地政学的な緊張で一時的に支えられているのは確かだが、株式相場の強さが
引き続き大きな向かい風となっている」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12月限は前日比0.1%安の
1オンス=1306.50ドルで終了した。
◎NY原油先物市場
ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計を受けて反発。
米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫は、2008年11月以来の低水準に減少した。
シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)の
エネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は
「クッシングの在庫減少で現物の受け渡しが容易ではなくなる」と指摘。
「クッシングだけでなく米国全体の原油在庫も減少した。製油所の稼働率も引き続き高く、
WTIにはプラスの環境だ」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比73セント(0.71%)高の
1バレル=103.12ドルで終了した。
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千葉 茂
更新日時: 2014/07/24 05:27 JST