7月18日(ブルームバーグ):
ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。
(表はNY午後4時現在)
為替 スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル 1.3524 1.3526
ドル/円 101.36 101.18
ユーロ/円 137.07 136.85
株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種 17,100.18 +123.37 +.7%
S&P500種 1,978.22 +20.10 +1.0%
ナスダック総合指数 4,432.15 +68.70 +1.6%
債券 直近利回り 前営業日比
米国債2年物 .48% +.03
米国債10年物 2.48% +.04
米国債30年物 3.29% +.02
商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率
COMEX金 (ドル/オンス) 1,309.40 -7.50 -.57%
原油先物 (ドル/バレル) 102.98 -.21 -.20%
◎NY外国為替市場
ニューヨーク外国為替市場では円が下落。逃避需要が減退した。
前日はウクライナやガザの情勢悪化で円は上昇し、対ユーロで5カ月ぶりの高値をつけていた。
円は主要31通貨の大半に対して下落。一方、ブラジル・レアルやインドネシア・ルピアなどの高利回り通貨は上昇した。
マレーシア航空機を撃墜した地対空ミサイルはウクライナ東部の反政府勢力が支配している地域から発射されたと、オバマ米大統領は述べた。
ユーロは対ドルで一時5カ月ぶりに1.35ドルを割り込んだ。
米消費者マインド指数が低下したことを背景に、ドル指数 は4週間ぶりの高水準から下げた。
シティグループの主要10通貨(G10)戦略の米州責任者、リチャード・コチノス氏は
「投資家はこの問題が注文やポジションにどんな影響を及ぼすのか答えを探っているが、
まだはっきりしていない」と指摘。
「リスク選好の動きでもない。週末はたいてい慎重になるものだ。
投資家の心の中ではこの問題は未解決だと思う」と述べた。
ニューヨーク時間午後3時31分現在、
円は対ドルで前日比0.2%安の1ドル=101円36銭。
円は対ユーロで0.2%安の1ユーロ=137円10銭。週間では0.6%上昇した。
ユーロはこの日対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.3526ドル。
一時は1.3491ドルと、2月6日以来の安値をつけた。
主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数 は0.1%低下の1009.49。
一時は1011.12と、6月20日以来の高水準となった。
◎米国株式市場
米株式相場は反発。ウクライナや中東での危機をめぐる懸念が後退した。
グーグルは4-6月期の売上高がアナリスト予想を上回ったことを手掛かりに買われた。
S&P500種株価指数は前日、4月以降で最大の下げとなっていた。
グーグルは検索連動型広告の販売が伸びた。
ダウ工業株30種平均構成銘柄ではジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)やボーイング、
ナイキの上げが目立った。
一方でアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD )は大幅安。
売上高見通しが市場予想に届かなかった。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種 株価指数は前日比1%高の1978.22。ダウ工業株 30種平均は123.37ドル(0.7%)上げて17100.18ドル。
米ウェルズ・キャピタル・マネジメントの
最高投資ストラテジスト、ジェームズ・ポールセン氏は
「これだけのニュースが出れば、反射的な反応が見られる」とし、
「トレーダーが前日反応して値下がりし、それがきょう投資家を呼び込んだ。
投資家が買いを考えていたところで急に株価が大きく下げたという状況かもしれない」と続けた。
◎米国債市場
18日の米国債は3日ぶりに下落した。
ウクライナ上空でのマレーシア航空機の撃墜から一日経過し、逃避需要が減退した。
前日はマレーシア航空機がミサイルを被弾し撃墜されたほか、イスラエル軍がガザ地区への地上侵攻を開始したことで、米国債への逃避需要が高まった。
この日の下げで週間ベースの国債は上げ幅を縮小した。
オバマ米大統領はウクライナでの戦闘を即刻停止するよう求めた。
朝方発表された6月の米景気先行指数は5カ月連続での上昇となった一方で、7月の米消費者マインド指数は市場予想に反して前月から低下した。
グッゲンハイム・パートナーズ(ニューヨーク)の
米政府債トレーディング担当マネジングディレクター、ジェーソン・ローガン氏は、
「市場は地政学的な懸念事項が経済にどのような意味をもたらすのかを見極めている」と述べ、「こうした地政学的な懸念事項があるときは経済統計は脇に追いやられる」と続けた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後3時7分現在、
10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.49%。
同年債(表面利率2.5%、2024年5月償還)価格は10/32下げて100 1/8。
◎NY金先物市場
ニューヨーク金先物相場は3日ぶりの下落。
ウクライナとロシアの緊張激化への懸念はあるものの、米金融当局が予想よりも早期に利上げに踏み切るとの観測が強まった。
オプションズエクスプレスのシニア商品アナリスト、
ロブ・クルザトコウスキ氏は電話インタビューで、
「米金融当局が引き締めを開始するとの懸念が若干ある」と指摘。
「きのう見られた不安は消えつつある」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8月限は前日比0.6%安の
1オンス=1309.40ドルで終了。
週間では2.1%下げて、2011年8月以降で最長の連続高がストップした。
◎NY原油先物市場
ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)はほぼ変わらず。
週間ベースでは1カ月ぶりの上げ相場となった
ウクライナで起きたマレーシア航空の旅客機撃墜、イスラエルのガザ地上侵攻が影響している。
エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、
アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は
「ウクライナ東部と中東のニュースは世界最大級の産油諸国のもろさをあらためて
浮き彫りにした」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は前日比6セント(0.06%)安の1バレル=103.13ドルで終了。
週間では2.3%、年初からは4.8%の値上がり。
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楽山 麻理子
更新日時: 2014/07/19 05:45 JST