14日 欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は | 人生の水先案内人

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:円は全面安、世界的な緩和維持観測で高利回り資産に買い

ニューヨーク外国為替市場では円が全面安。世界的に金融緩和策が維持され、高利回り資産の需要が高まるとの見方が広がった。

ユーロは対ドルで上昇。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は通貨高が「回復の持続性を脅かす」と警告した。

円は対ドルで3営業日ぶりに下落。日銀は14-15日の日程で政策決定会合に入った。

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は15-16日に米議会で証言する。

ピアポント・セキュリティーズ・ホールディングス(コネティカット州スタンフォード)の
グローバルストラテジスト、ロバート・シンチ氏は対円でのドル上昇について、
「世界的なリスク選好の回復と米金利の小幅上昇が重なった」ことが要因だと指摘。
「今週明らかになる政策決定や発言で重要なのはイエレン議長だ。ドルにとって
わずかながら明るい方向に傾く可能性がある」と述べた。


ニューヨーク時間午後5時現在、
円は対ドルで前週末比0.2%安の1ドル=101円54銭。
今月3日以来の値下がり率。
対ユーロでは0.3%下げて1ユーロ=138円28銭。
ユーロは対ドルで0.1%上昇し、1ユーロ=1.3619ドル

主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数 ほぼ変わらずの1006.77。
米国債市場では10年債利回りが2.55%と、
同年限のドイツ国債の1.21%や日本国債の0.53%を上回っている。

ドラギ総裁、イエレン議長
ドラギECB総裁の欧州議会での発言を受けて、ユーロは一時もみ合う展開となった。
同総裁は過去最低水準にある金利が長期にわたって維持されるとの見方を示した。


クレディ・アグリコルのマクロストラテジスト、マーク・マコーミック氏(ニューヨーク在勤)は「ECB政策見通しは現時点でかなり固まっている」と指摘。
「今週は小売売上高を中心に米経済データが注目されるが、そうしたデータが強い内容となってもイエレン議長が非常にハト派的だったら、影響は相殺されるだろう」と述べた。

イエレン議長は15日に上院銀行委員会、16日には下院金融委員会で金融政策に関する半期に一度の証言を予定している

15日には米小売売上高、ニューヨーク連銀製造業景況指数の発表もある。

フォレックス・ドット・コムの欧州調査ディレクター、キャサリン・ブルックス氏は
「ドルは局所的に力強さを見せ始めている」と指摘。イエレン議長の議会証言について、
「特にインフレについての質疑応答で慎重な対応が必要になるだろう。中間選挙を
約5カ月後に控え、政治家にとって物価上昇は好ましくない」と述べた。

FF金利、日銀政策決定会合
ブルームバーグが7月11日の時点でまとめたフェデラルファンド(FF)金利先物のデータによると、来年6月までに同金利誘導目標が引き上げられる確率は39%と市場は織り込んでいる。
4日の時点では49%だった。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では、日銀は今週の政策決定会合で月額の債券購入ペースを据え置くと全員が予想している。

別の調査では、エコノミストの32%が日銀は10月31日に追加緩和を決定すると予想している。

三菱東京UFJ銀行の通貨ストラテジスト、リー・ハードマン氏(ロンドン在勤)は
「世界的にリスクへの警戒が和らいでいる」と指摘。
「投資家はこれまでよりもリスク選好に傾くようになり、
それで円は逃避によって上昇した分を一部返上しつつある」と述べた。


原題:Yen Weakens Versus Majors on Central Bank Bets; RupiahTumbles(抜粋)
◎米国株:上昇、企業決算を楽観-シティやネットフリックス高い
米株式相場は上昇。決算で利益が市場予想を上回ったシティグループが高い。このほかインターネット関連株も値上がりした。S&P500種株価指数は先週、週間ベースでは3カ月で最大の下げとなっていた。

シティをはじめ金融株が上昇。シティ のトレーディング収入は見通しほどには落ち込まなかった。

インターネット関連株ではフェイスブックやネットフリックスの上げが目立った。
このほかアップルも高い。バークレイズが買いを推奨したことを受けた。
エンジニアリング・建設管理会社のURSは大幅高。
アエコム・テクノロジーはURSを約40億ドルで買収することで合意した。

S&P500種 株価指数は前週末比0.5%高の1977.10。
ダウ工業株30種平均は111.61ドル(0.7%)上昇し17055.42ドル。

バンヤン・パートナーズのチーフ市場ストラテジスト、
ロバート・パブリク氏(ニューヨーク在勤)は
「シティグループの決算が相場の上げを後押しした」とし、
「相場にはさらなる上昇余地がある」と続けた。


ゴールドマン・サックス・グループはこの日、2014年のS&P500種指数の予想を2050とし、従来の1900から引き上げた。

デービッド・コスティン氏率いるゴールドマンのストラテジストらはリポートで、
利益拡大と経済成長の加速が株価を押し上げると予想。
株式は債券と比較してなお魅力的だと指摘した。


決算発表
S&P500種 は先週0.9%下落。ポルトガルの銀行問題や、最近の上昇は行き過ぎとの見方が背景にあった。
今月3日にS&P500種は過去最高値で終了し、ダウ平均は初めて17000ドルを上回った。
S&P500種はここ2年余り、10%の下げ局面を記録していない。

株価収益率(PER、実績ベース)は18倍と、2010年以降で最高となっている。

S&P500種の構成企業では今週、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス、ヤフー、
インテルなど58社が決算を発表する。

シティは3%高の48.42ドル。
同行の4-6月期決算は特別項目を除いたベースでの利益がアナリスト予想を上回った。

シティはこのほか、制裁金と消費者救済の資金として70億ドル(約7100億円)を支払うことで
米当局と合意した。

2008年の金融危機前に販売した住宅ローン担保証券の質について投資家を欺いたと政府が主張する問題で、和解に達した。

金融株が高い
バンク・オブ・アメリカ(BOA)は1.2%、JPモルガン・チェースは0.9%、ゴールドマンは1.3%それぞれ上昇した。

ソラリス・アセット・マネジメントの
ティモシー・グリスキー最高投資責任者(CIO)は企業決算について、
「全般的に見て利益はかなり良い内容で、売上高も同様だ」と指摘。
「今決算期の勝利宣言をするにはまだ時期尚早だが、前向きなシグナルは出ている」と続けた。

今週はこのほか、金融当局者の発言や経済指標にも注目が集まっている。

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は
15日に上院銀行委員会、
16日に下院金融委員会でそれぞれ証言する。

S&P500種では業種別10指数 のうち8指数が上昇。
テクノロジーや金融、エネルギーの上げが目立った。

一方で公益株は1.2%下げた。
ダウ輸送株平均は0.7%上げて過去最高値となった。

アップルは1.3%高の96.45ドル。
バークレイズはアップルの投資判断を「オーバーウエート」に引き上げた。

ダウ・インターネット総合指数は1%上昇した。
ネットフリックスは2.9%高。
先週は1週間で6.9%下げていた。

URSは12%高の58.40ドルとなった。

原題:U.S. Stocks Rise on Earnings Optimism as Citigroup,Netflix Jump(抜粋)

◎米国債:下落、FRB議長証言や小売売上高を翌日に控え
14日の米国債は下落。

刺激策縮小や利上げ見通しに関する金融当局の行動を投資家が見極めようとする中で、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は15日に議会証言を行う。

10年債利回りは6営業日ぶりに上昇した。
今週発表される米小売売上高や鉱工業生産は前月比で伸びが予想されている。

ポルトガルの金融不安波及への警戒が和らいだことも、米国債の売り材料だった。

レイモンド・ジェームズ・アンド・アソシエーツの債券責任者、ケビン・ギディス氏は、
「金融当局者の見解は分かれているようだ」と述べた。
「イエレン議長が委員会の中心に寄るようなサプライズがあれば芳しくないだろう」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、
10年債利回りは前週末比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して2.55%。
同年債(表面利率2.5%、2024年5月償還)価格は1/4下げて99 18/32。

ブルームバーグ米国債指数
ブルームバーグ米国債指数は年初から3.3%上昇。
昨年は3.4%低下した。
ブルームバーグ・グローバル先進国ソブリン債指数 は年初来5%上昇。
S&P500種株価指数は7.6%上昇した。

メリルリンチ・オプション・ボラティリティ・エスティメート(MOVE)指数は54.42に低下。6月30日には2014年5月9日以来の低水準となる52.74をつけた。 
 
米商品先物取引委員会(CFTC)の統計によれば、ヘッジファンドなど大口投機家による10年債の持ち高は8日終了週にネットショートが9万7772枚と、前週の6万9358枚から拡大した。
米国債先物の持ち高は4357枚のネットショートと、前週の1万7737枚のネットロングから反転した。
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査によると、6月の米小売売上高は前月比0.6%増、鉱工業生産は0.3%増が見込まれている。

5月の小売売上高は0.3%増、鉱工業生産は0.6%増だった。

経済統計は良好と期待

ジェフリーズの政府債エコノミスト、トーマス・サイモンズ氏は、
「今週発表される経済統計はかなり良好だとの期待がある」と述べた上で、
イエレン議長が
「最近の経済統計の内容が改善している点を軽く扱う」リスクはあると指摘した。

トレーダーのインフレ見通しの指標となる10年債と同年限のインフレ連動債(TIPS)の利回り格差(ブレークイーブンレート)は2.25ポイント。
過去10年間の平均値は2.20ポイントとなっている。

イエレン議長は15日に上院銀行委員会で、16日には下院金融委員会で証言する。
先物動向によると、金融当局が2015年9月までに政策金利を引き上げる確率は約71%となっている。

原題:Treasuries Decline From Five-Week High Before YellenTestifies(抜粋)

◎NY金:続落、今年に入って最大の下げ-ポルトガル金融不安が後退
ニューヨーク金先物相場は続落。ほぼ7カ月ぶりの大幅安となった。

ポルトガルの銀行不安が和らいだことや、株式相場の上昇を背景に、逃避資産の需要が減退した。

欧州連合(EU)のサイモン・オコナー報道官は11日、ポルトガルは自国の金融システムを強化する措置を講じたと述べた。

ザナー・グループ(シカゴ)のシニアバイスプレジデント、ピーター・トーマス氏は電話インタビューで、「強い株式相場やEUの状況安定」が金を圧迫していると指摘。「ポルトガルのドミノ効果が注目されていたが、オコナー氏の発言が浸透し、著しい影響はなかった」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8月限は前週末比2.3%安の1オンス=1306.70ドルで終了。

中心限月としては昨年12月19日以来の大幅下落となった。

原題:Gold Posts Biggest Loss This Year as Portugal ConcernsEase(抜粋)

◎NY原油:2カ月ぶり安値付近、高い在庫が引き続き圧迫

ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は2カ月ぶり安値付近。

米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫増加が、引き続き相場を圧迫している。

シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)の
エネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は
「在庫水準はかなり高い」と指摘。「大事なのはクッシングに限らない。
供給は至るところで潤沢だ」と述べた。


ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は前週末比8セント高の1バレル=100.91ドルで終了。
一時は5月12日以来の安値となる100.22ドルまで下げた。


原題:WTI Trades Near Two-Month Low on Ample U.S. Supply; BrentRises(抜粋)

◎欧州株:ストックス600指数が上昇-シャイアーとキューネなど高い

14日の欧州株式相場は上昇。指標のストックス欧州600指数は先週、3月以来の大幅安となっていた。

アイルランドの製薬会社シャイアーや、貨物輸送を手掛けるスイスのキューネ ・アンド・ナーゲルなどの上げが目立った。

シャイアー は米同業アブビーが提示した最新の買収案の受け入れを株主に勧めると発表した。
キューネは利益がアナリスト予想を上回り、4.5%高となった。

英スポーツ用品販売のスポーツ・ダイレクト・インターナショナルは3.6%上昇。

オーストラリアとニュージーランド市場への進出計画を明らかにした。一方、ポルトガルのエスピリト・サント銀行 は7.5%安。
同国中央銀行から経営陣の変更を13日に促され、新しい最高経営責任者(CEO)を指名した。

ストックス欧州600指数 は前週末比0.9%高の339.79で終了。
先週は3.2%下落。

ポルトガルの銀行業界をめぐる懸念と、構成銘柄のバリュエーション(株価評価)が2009年以来の高水準に接近しただめだ。

BGCブローカーズの市場ストラテジスト、マイケル・イングラム氏は電話で、
「この日は緩やかなリスクテークの動きがやや出ていた」と発言。
「株式相場は先週急落したが、この日はシステム全体というより個別の問題だったとの
確信がやや強まったようだ」と付け加えた。


14日の西欧市場では18カ国全てで主要株価指数が上昇。
仏CAC40指数と英FTSE100指数はそれぞれ0.8%上げ、
独DAX指数は1.2%高となった。

原題:Europe Stocks Rise After Weekly Drop; Shire Climbs as DealNears(抜粋)

◎欧州債:ポルトガル債続伸、エスピリト・サント銀めぐる懸念和らぐ
14日の欧州債市場ではポルトガル10年債が続伸。
2営業日の上げ幅はここ1カ月で最大となった。
同国が国内の銀行問題を封じ込めることが可能との見方が広がった。

ギリシャ国債 も2営業日連続で上昇。
ポルトガル2位の銀行、エスピリト・サント銀行の関連企業が一部債務で不履行となったことを
受け、先週は同国債が売りを浴びたほか、周辺国債も値下がりした。
この日は、スペイン国債とドイツ国債はほぼ変わらず。
同日発表された5月のユーロ圏鉱工業生産は前月比1.1%減少した。

ノムラ・インターナショナルの金利ストラテジスト、ノルベルト・アウル氏は
「周辺国債は先週末に回復し始めた。
ポルトガルの銀行業界での問題に関して透明性がやや高まったためだ。ただし、
今後の展開を注視し続ける必要がある」と発言。その上で、
「周辺国のエキスポージャーに当社はまだ前向きだ」と付け加えた。


ロンドン時間午後4時26分現在、ポルトガル10年債利回り は前週末比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.81%。
2営業日の下げ幅は18bpと、先月10日以来の大幅低下。先週は28bp上昇と、昨年9月以来の大きな上げとなっていた。
同国債(表面利率5.65%、2024年2月償還)価格はこの日、0.5上げ114.54。
ギリシャ10年債利回りは3bp下げて6.23%。同年限のスペイン国債利回りは2.78%、ドイツ国債利回りは1.21%となった。

原題:Portugal Bonds Advance With Greece as Bank Payment ConcernWanes(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:
ニューヨーク 西前 明子 +1-212-617-2601 anishimae3@bloomberg.net
;ニューヨーク 森 茂生 +1-212-617-6107 smori1@bloomberg.net

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記事についてのエディターへの問い合わせ先:
大久保義人 +81-3-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net
森 茂生, 西前 明子

更新日時: 2014/07/15 06:45 JST