6月23日(ブルームバーグ):
最も難解な債券市場の一角に個人投資家が参入するのに今ほど簡単な時期はない。ただ大手金融機関は個人投資家がいとも簡単にその市場から撤退することを懸念している。
2008年の金融危機以降、投資家はあまり頻繁に取引されない市場へのアクセスを確保するため、投資信託や上場投資信託(ETF)を株式のように購入。
課税対象となる債券ファンドには9000億ドル(91兆7100億円)以上の資金が積み上がった。
この資金流入が価格上昇と利回りの大幅低下を招いた。
米金融当局が緩和策の終了を協議している中で、刺激策の撤退が資金の引き揚げを招き、信用市場の凍結につながるとの懸念が高まっている。
新たな資本規制では金融機関にバランスシートのリスク軽減を求めているが、JPモルガン・チェースのアナリストらは、個人投資家が資金をファンドから引き揚げることで起きる恐れのある問題点に注目する。
ジャン・ロイズ氏は20日付のリポートで、
「米金融当局が真剣に利上げを始めると、高利回りで流動性の少ない債券投資から資金が流出し、相場の急落につながるだろう」と述べ、
「究極的にはプライマリーマーケットの閉鎖を余儀なくし、経済に深刻な
影響を及ぼす恐れがあるだろう」と続けた。
原題:Bond Market Has $900 Billion Mom-and-Pop Problem WhenRates Rise(抜粋)
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Salas Gage
更新日時: 2014/06/24 04:18 JST