5月22日(ブルームバーグ):
金に対するパラジウムの相場比率が2004年以来の高水準に達している。
南アフリカ共和国で鉱山労働者がストライキに入っていることに加え、世界最大の生産国であるロシアに対する制裁が強化される可能性があることから、
過去最大の供給不足に陥るとの見方が広がり、上場投資信託(ETF)への
投資が増えている。
パラジウム価格は今年、貴金属の中で最高のパフォーマンスを示している。
今日のチャートは、金1オンスで購入できるパラジウムの量が21日、1.5583オンスに減少したことを示す。
下段のグラフは上場取引型金融商品(ETP)を通じた投資家によるパラジウムの保有量を示している。
保有量は今年に入って28%増加し過去最高の86トンに達した。
一方、金の保有量は2.4%減少した。
パラジウムは主に自動車の排ガス浄化装置に利用される。
英ジョンソン・マッセイはパラジウムの供給不足が今年、161万オンスと、
昨年の37万1000オンスから膨らむとの見通しを示した。
同社のウェブサイトによると、予想通りなら少なくとも1980年以降で最大の
供給不足となる。
ドイツのヘレウス・メタルズ・ジャーマニーのセールス・マーケティング担当
シニアマネジャー、ソニア・ヘルウィグ氏は電子メールで、
「現時点でパラジウム相場の最も重要な要因である南アのストに伴う緊張のほかに、クリミア危機に絡んだ対ロシア制裁強化の可能性と世界の自動車
業界の需要も軽視できない」と指摘。
「パラジウムに連動するETFの需要も引き続き価格にとってプラス要因になっている」と述べた。
原題:Gold-Palladium Ratio at 10-Year Low on Supply: Chart ofthe Day
(抜粋)
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更新日時: 2014/05/22 08:51 JST