4月24日(ブルームバーグ):
ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。
(表はNY午後4時現在)
為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.3826 1.3817 ドル/円 102.32 102.54 ユーロ/円 141.47 141.67 株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 16,501.65 +0.00 +0.0% S&P500種 1,878.61 +3.22 +.2% ナスダック総合指数 4,148.34 +21.37 +.5% 債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .44% +0.00 米国債10年物 2.68% -.01 米国債30年物 3.46% -.02 商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 1,290.60 +6.00 +.47% 原油先物 (ドル/バレル) 101.95 +.51 +.50%
◎NY外国為替市場
ニューヨーク外国為替市場では円が上昇。
ロシアとウクライナの緊張が再び高まるとの思惑から安全への需要が強まり、対ドルで1週間ぶりの高値を付けた。
ドルは主要通貨のバスケットに対して2週間ぶりの高水準を付ける場面もあった。
3月の米耐久財受注額が予想を上回ったことがきっかけ。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の発言を受け、
ユーロはドルと円に対して上昇分を失った。
同総裁はユーロ圏のインフレ見通しが悪化した場合、ECBが幅広い資産の購入を開始する可能性があると述べた。
UBSのシニア通貨ストラテジスト(コネティカット州スタンフォード在勤)、
シャハブ・ジャリヌース氏は
「ロシアからのニュースは事実というより伝聞に近い。
現在、重要なマクロテーマはないようだ。
ロシアがそうなりそうな気配だが、うわさの信ぴょう性は弱まっている」
と述べた。
ニューヨーク時間午後1時52分現在、
円は対ドルで前日比0.3%高の1ドル=102円26銭。
一時は102円09銭と、17日以来の高値を付けた。
対ユーロでは0.2%上昇の1ユーロ=141円37銭。
ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.3824ドル。
0.2%下げる場面もあった。
◎米国株式市場
米株式市場ではS&P500種株価指数が上昇、過去最高値に接近した。
アップルの決算が市場予想を上回ったことを好感して、ハイテク株が買い進まれた。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種 株価指数は前日比0.2%高の1878.65。
ダウ工業株30種平均はほぼ変わらずの16501.65ドル。
アップルも構成銘柄となっているナスダック100指数 は1%上げた。
シェーファーズ・インベストメント・リサーチの
シニア株式アナリスト、ジョー・ベル氏は
「前日の取引終了後に発表された決算、
特にハイテク企業の決算はそこそこ良い内容だった。
だが、おとといまでの6日間に見られた力強いモメンタムの反動が
表れつつある」と分析。
「買われ過ぎの状況であり、日中に若干の利益確定の動きが出た」
と続けた。
◎米国債市場
24日の米国債は上昇。
7年債利回りは1週間ぶりの低水準に近づいた。
財務省が実施した同年債の入札(290億ドル)では、海外の中央銀行を含む間接入札者の落札全体に占める割合が2011年以来で最大だった。
間接入札者の割合は49.9%。過去10回の平均値は42.7%だった。
ロシアのプーチン大統領がウクライナ政府に対し、親ロシア派に対する攻撃継続には結果が伴うと警告したことが報道されると、米国債に対する逃避需要が高まった。
朝方発表された米耐久財受注が予想以上の伸びを示すと、景気の強さが増していると受け止められ、米国債は下げる場面もあった。
グッゲンハイム・セキュリティーズ(ニューヨーク)の米政府債トレーディング
担当マネジングディレクター、ジェーソン・ローガン氏は
「これまでの質への逃避を考えると、入札はまずまず好調だった」と述べ、
「ロシアが一段と攻撃的になっているように見受けられることから、週末にかけてショートを積み過ぎるのは望ましくない」と述べた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後2時23分現在、既発7年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)下げて2.28%。
同年債(表面利率2.25%、償還期限2021年3月)価格は2/32上げて99 26/32。
◎NY金先物市場
ニューヨーク金先物相場は続伸。
一時は10週間ぶりの安値をつけたものの、持ち直した。ウクライナとロシアの間で緊張が高まる中、安全逃避の金買いが活発になった。
TDセキュリティーズのグローバル金属セールス責任者、
スティーブ・スカカロシ氏は
「ロシアとウクライナに関する幾つかのニュースでショートカバーが発生した」とのリポートを電子メールで発表。
「西側諸国がロシアに対する制裁を強化するとの見方から、リスクテーク意欲が打撃を受けている」と指摘した。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6月限は前日比0.5%高の1オンス=1290.60ドルで終了。
一時は1268.40ドルと、2月10日以来の安値をつけた。
◎NY原油先物市場
ニューヨーク原油相場は反発。
北海ブレントも上昇し、7週間ぶり高値。ロシアのプーチン大統領はウクライナ政府に対し、親ロシア派に対する攻撃継続には結果が伴うと警告した。
ウクライナ軍はこれより先、東部の掃討作戦で分離主義者5人を殺害。
ロシアはこの日ウクライナとの国境付近で新たな軍事演習を開始した。
トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)の
市場調査ディレクター、アディソン・アームストロング氏は
「ウクライナ東部での紛争が激化し手に負えなくなる可能性を懸念し、先物に買いが入っている」と指摘。
「米国には大量の原油在庫があるため、上値は抑えられるだろう。
上昇してもすぐに下げ圧力がかかる」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物6月限は前日比50セント(0.49%)高の1バレル=101.94ドルで終了。
ICEフューチャーズ・ヨーロッパ(ロンドン)のブレント先物6月限1.22ドル高の110.33ドルで終了。
3月3日以来の高値。
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千葉 茂
更新日時: 2014/04/25 05:22 JST