[クアラルンプール 12日 ロイター]
-南シナ海上空で消息を絶ったマレーシア航空370便について、マレーシア軍の高官は11日、管制官との交信が途絶えた後、針路を西に取り数百キロ飛行していた可能性があると明らかにした。
航空史上「前代未聞の謎」とも称されるマレーシア機の消息不明問題。乗客乗員239人を乗せた同機の所在に関する手掛かりは、発生から約4日経過しても見つかっていない。
調査の進展を把握している軍高官はロイターに対し、同機は管制官との交信途絶後、西へと方向転換したと指摘。
その上で「コタバル上空を通過後、針路を変更し高度を下げた。
マラッカ海峡に向かった」と述べた。
マレーシア当局は、クアラルンプール発北京行きの同機は、離陸から約1時間後に消息を絶ったと説明していた。
マラッカ海峡は、世界で船舶航行の最も多い海域の一つで、マレー半島の西側に位置し、コタバルは同半島の東側の沿岸にある都市。
軍高官の説明通り、西へと針路を切り換えたとすれば、同機が少なくとも500キロ飛行したことを意味し、突然の機械故障に見舞われた可能性は低くなる。
ただ、この軍高官のコメントについて、調査に詳しい関係筋は針路変更は推測されることの一つだが、確認している最中だと発言。
また首相府の報道官は、米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、軍関係者から、マレー半島を再び横断したという証拠はなく、引き返そうとした可能性があるとだけ説明を受けたと語った。