3月6日(ブルームバーグ):
きょうの日本株市場で、
株価変動材料のあった銘柄の午前の終値は次の通り。
信越化学工業 (4063):前日比1.5%安の5621円。
BNPパリバ証券は5日、投資判断を「買い」から「ホールド」、目標株価を8000円から6000円に下げた。
4-6月期(第1四半期)の連結営業利益は、PVC(ポリ塩化ビニール)が好調だった前年を下回ると予想。
利益成長の鈍化が株価の重しになるとした。
同証による15年3月期の営業利益予想を2050億円から1950億円に減額。
エーザイ (4523):1.1%高の4029円。
同社が開発している次世代アルツハイマー型認知症治療剤「E2609」「BAN2401」について、米バイオジェン・アイデック(本社:マサチューセッツ州)と共同開発・共同販促契約を結んだと5日に発表。
エーザイはバイオジェンから契約一時金などを受け取る。
今後の薬剤開発の進展、業績貢献を見込む買いが先行した。
クミアイ化学工業 (4996):9.9%高の602円。
13年11月-14年1月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比5.6倍の14億2300万円だった、と5日に発表。
水稲用除草剤など国内販売が消費税引き上げ前の前倒し受注で拡大、海外でも米国で畑作用除草剤が伸長、棉用除草剤も回復した。
前期比24%増の26億円を見込む14年10月期計画に対する進捗(しんちょく)率は55%に達する。
古河電池 (6937):5.3%高の798円。
スマートフォンの充電が最大30回程度できる災害対策用の蓄電池を開発、金属空気電池の一種で、15年度中に量産出荷すると6日付の日経産業新聞が報道。
今週に入り、子会社が空気電池の共同研究着手で不二サッシ (5940)が急騰するなど空気電池関連銘柄が人気化する中、報道が材料視された。
帝人 (3401):3.2%高の255円。
シティグループ証券は5日、投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を230円から300円に上げた。
ポリカーボネート樹脂・PETフィルム事業の追加的な構造改革の発表や、自動車用炭素繊維の米ゼネラル・モーターズ(GM)への供給合意など今後数カ月は株価上昇カタリストの出現を予想する。
日本梱包運輸倉庫 (9072):4.7%高の1899円。
バークレイズ証券は5日、投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に上げた。目標株価は2100円。
14年3月期業績の上振れによる増配への期待に加え、17年3月期までの中期経営計画での自社株買いなど株主還元策の拡大が評価される、との見通しを示した。
東京急行電鉄 (9005):1.6%安の613円。
バークレイズ証券は5日、投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」、目標株価を680円から600円に下げた。
ミツミ電機 (6767):3.6%高の811円。
スマートフォンのカメラに使う手振れ補正用部品を増産、14年度の出荷数を前年度比3倍に増やすと6日付の日本経済新聞朝刊が報道。
需要吸収による業績貢献の観測が広がった。
シスメックス (6869):1.4%高の5950円。
3月末株主を対象に1株を2株に分割する、と5日に発表。
株式流動性の向上、最低投資単位の低下による投資家層の広がりが見込まれた。
常磐開発 (1782):80円(29%)高の356円とストップ高。
14年3月期の連結営業利益見通しを6億円から9億円に上方修正すると5日に発表。
経費削減と工事現場運営の効率化、資材・外注コストの低減が寄与し、前期比では31%減益見通しが一転、3.7%増益に浮上するもよう。
また、1株7円50銭を見込んでいた期末配当を10円に上積みする。同社は常磐興産グループの総合建設。
免疫生物研究所 (4570):11%高の1267円。
専用実施権の特許を持つ遺伝子
組み換えカイコによるタンパク質生産技術について、通常実施権の供与のため、大関(兵庫県西宮市)に再許諾する契約を結んだと5日に発表。
タンパク質受託発現サービスを広く展開する大関と組むことで遺伝子組み換えカイコの技術普及が進み、今後の業績に好影響が及ぶとみられた。
ティーライフ (3172):4.2%安の705円。
13年8月-14年1月期(上期)の連結営業利益は前年同期比21%増の1億8500万円だった、と5日に発表。
収益柱の小売事業の採算性が改善、卸売事業も売り上げを伸ばしたが、当初計画の2億1600万円には届かなかった。
上期実績を踏まえ、14年7月期見通しを5億5600万円から前期比5.4%増の4億6300万円に下方修正した。
同社は健康茶、化粧品などのカタログ、インターネット販売を手掛ける。
サイバーリンクス (3683):ジャスダック市場にきょう新規上場、公開価格の2400円に対し70%高となる4080円買い気配のまま午前の取引を終えた。
同社は1964年5月設立で、本社は和歌山市。流通・食品・小売業向けの基幹業務クラウドサービスなどを展開、14年12月期の純利益は前期比23%増の2億3500万円を計画、公開価格ベースの予想PERは14.4倍だった。
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更新日時: 2014/03/06 12:02 JST