◎外為:円が下落、日本のGDPが予想下回り-ルーブルは過去最安値
17日の外国為替市場で円は下落。
日本の国内総生産(GDP)成長率が市場予想を下回ったことで、日本銀行が緩和策を強化するとの観測が強まった。
米国はプレジデンツデーの祝日だった。
円は主要16通貨の14通貨に対して下落。
ロシア通貨ルーブルはロシア中央銀行の通貨バスケットに対して下げ、過去最安値を更新した。
1月の鉱工業生産が予想に反して減少したことが嫌気された。
マネックス・ヨーロッパの市場ア
ナリスト主任、アイメア・デーリー氏(ロンドン在勤)は
「円をショートにする動きが本格的になっている」と指摘。
「誰もが第4四半期中の持ち直しを期待していたことを思えば、
実際のデータはかなり貧弱だった。
追加緩和に関する憶測が浮上している」と述べた。
ロンドン時間午後4時12分(日本時間18日午前1時12分)現在、
円は対ユーロで前週末比0.2%安の1ユーロ=139.67円。
対ドルでは0.1%下げて1ドル=101円90銭。
前週末までの3営業日では0.8%上昇していた。
ユーロは対ドルで0.1%上昇し1ユーロ=1.3707ドル。
昨年10-12月期の日本の実質国内総生産(GDP )速報値は前期比年率で1.0%増と、前期の1.1%増から減速。
ブルームバーグ・ニュースによる事前予想の中央値は前期比年率2.8%増。
日銀は物価上昇促進を狙い、月額7兆円強の長期国債を買い入れている。
これを背景に円は昨年、対ドルで18%値下がりし、主要10通貨の中で最も大きく下げた。
追加緩和への期待
三菱東京UFJ銀行の為替ストラテジスト、
リー・ハードマン氏(ロンドン在勤)は
「日本の第4四半期GDPは期待を裏切り、
投資家は年内に日銀が追加緩和を講じるとの期待を強めた」と述べた。
その上で、「当社としては即座にその必要はないとみている」と付け加えた。
ルーブルはドルとユーロで構成する通貨バスケットに対し、前週末比0.5%安の40.1010ルーブルとなった。
ロシア国家統計局の発表によれば、1月の鉱工業生産 は前年同月比0.2%減少。
ブルームバーグがまとめたエコノミスト19人の調査中央値では1%増が見込まれていた。
ロシア財務省は政府系ファンド(SWF)の準備補充で約60億ドル相当の外貨を購入する計画。
ロスバンク(モスクワ)のアナリスト、エフゲニー・コシェレフ氏は
「財務省が準備基金に関しどのように通貨を交換するか決定するまで、
ルーブルへの圧迫は続く」とのリポートを電子メールで発表した。
原題:Yen Falls as Japan’s GDP Misses Estimates; Ruble Drops toRecord(抜粋)
◎米国株:プレジデンツデーで休場。
取引は18日に再開される。
◎米国債:プレジデンツデーで休場。
取引は18日に再開される。
◎NY金:プレジデンツデーで休場。
通常取引は18日に再開される。
◎NY原油:プレジデンツデーで休場。
通常取引は18日に再開される。
◎欧州株:ストックス600、上昇-不動産と電話、鉱山株が高い
17日の欧州株式相場は上昇。
不動産関連株と電気通信銘柄、鉱山株の上げが目立った。
指標のストックス欧州600指数は先週、週間ベースで年初来最大の上げとなっていた。
英不動産開発のハマーソン は3.1%上昇。
益決算が買い材料。産金会社ポリメタル・インターナショルは4%上昇。
英携帯電話サービスのボーダフォン ・グループと英電話会社BTグループも大きく上げた。
ドイツのカーボングラファイト製品メーカー、SGLカーボン は2009年3月以来の大きな値上がり。
独自動車メーカーのBMWが、炭素繊維の需要増への対応で共同生産体制を強化すると発表した。
ストックス欧州600指数 は前週末比0.4%高の334.56で終了。
過去9営業日で8回目の上昇日となった。同指数は先週2.5%上げていた。
コンパス・キャピタル(チューリヒ)の
ベネディクト・ゲーテ最高経営責任者(CEO)は
「3月に向けて、再び少し上げていくのではないかと期待している。
米国市場の休場で、この日は静かなようだ」と語った。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、この日の構成銘柄の売買高は30日平均を34%下回った。
17日の西欧市場では18カ国中12カ国で主要株価指数が上昇。
英FTSE100指数は1.1%高となった一方、仏CAC40指数は0.1%下げた。
原題:European Stocks Gain After Best Weekly Rally of 2014; SGLJumps(抜粋)
◎欧州債:イタリア債利回り低下、8年ぶり低水準-レンツィ氏組閣へ
17日の欧州債市場ではイタリア国債が、スペインとポルトガルの国債ともに上昇した。
同国の最大与党・民主党のレンツィ書記長が首相に就任して経済改革が加速するとの期待が高まった。
イタリア10年債利回りは約8年ぶり低水準を付けた。
ナポリターノ大統領から組閣要請を受けたレンツィ氏は、向こう100日の立法措置の方針を打ち出し、議会での過半数支持獲得を目指している。
ポルトガル10年債利回りは2010年以降の最低となった。
ユーロ圏で景気回復の勢いが増しつつある兆候を受け、高利回り債の需要が高まっている。
一方、域内で最も安全とされるドイツ国債の需要が後退し、同国債は下げた。
コメルツ銀行の金利ストラテジスト、
ライナー・ギュンターマン氏(フランクフルト在勤)は
「レンツィ氏はレッタ氏よりも積極的な人物とみられており、レンツィ氏が率いる政権が誕生する確率は高い」とし、
「利回りが求められる環境となっている。中核国の国債利回りは多くの投資家にとってあまりにも低く、周辺国債のスプレッド(利回り格差)は依然としてかなり魅力的だ」と語った。
ロンドン時間午後4時25分現在、
イタリア10年債利回りは前週末比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.63%。
06年1月以来の低水準となる3.61%まで下げる場面もあった。
同国債(表面利率4.5%、2024年3月償還)価格は0.515上げ107.565。
ドイツ10年債とのスプレッドは7bp縮小の191bp。これは11年7月以降で最小。
ドイツ国債は続落し、10年債利回りは1bp上げ1.68%。
英国債相場は前週末からほぼ変わらずで、10年債利回り は2.78%となった。先週は8bp上げていた。
同国債(表面利率2.25%、2023年9月償還)価格は95.56。
原題:Italian Bonds Advance With Spain’s as Renzi Sets Out NewAgenda(抜粋)Pound Falls From Four-Year High Amid Concern Recovery Will Slow(抜粋)
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更新日時: 2014/02/18 06:29 JST