【シカゴ時事】
来週のシカゴ商品取引所(CBOT)の穀物先物市場では、堅調な米国の輸出ペースを確認するため、輸出統計が引き続き重要な材料となる見込みだ。
20、21の両日に米農務省展望会議(アウトルック・フォーラム)が開かれるが、相場への影響は限定的とみられる。
大豆、トウモロコシともに、予想外の重要な材料がなければ、最近のレンジ内で推移する公算が大きい。
今週のトウモロコシ相場は底堅い展開。
週明け10日の2月需給報告で、今年度の米国の期末在庫予想が1億5000万ブッシェル引き下げられ、市場予想以上の下方修正となった。
ただ相場の反応は限定的。その後は材料難の中を小動きに推移し、中心限月3月物は小幅続伸して越週した。
大豆は需給報告で今年度の米国の期末在庫見通しが据え置かれ、市場予想を上回ったのが圧迫要因。
だが堅調な大豆ミール相場などが支援材料となる中、中心限月3月物は小幅続伸して今週の取引を終えた。
2月需給報告では、米国のトウモロコシ期末在庫予想が大幅に下方修正されたが、背景には大方の予想を超えた輸出需要の上方修正がある。
発表直後の相場は、この修正に十分対応した上げを演じなかった。
期末在庫はなお14億8100万ブッシェルと高水準が見込まれており、今のところ需給逼迫(ひっぱく)感が強まる気配はない。
ただ、最近の好調な輸出のトレンドが今後も維持されるかどうかについて、市場関係者は注目し続ける見通し。
大豆に関しては「中国の米国大豆買い付けに関し、さらなるキャンセルの有無を確認することになる」(アレンデールのリッチ・ネルソン氏)見込み。
「南米の天候、農務省展望会議も注目」(同)だが、米国の輸出需要が引き続き最大の関心事となりそうだ。
プライス・フューチャーズ・グループのジャック・スコビル氏
は「大豆3月物は多くの人が目標水準と見ていた1350セントの水準を
上回った」と指摘。
「トウモロコシは強含み、大豆は幾分値を下げるのではないか」と予想した。
同氏によると、
トウモロコシ3月物の上値抵抗線は449セント、下値支持線は432セント。
週明け17日はプレジデンツデーの祝日のため、
CBOTの穀物先物取引は休みとなる。
14日の終値は以下の通り(1ブッシェル当たり)
トウモロコシ3月物=前週末終値比1.00セント高の445.25セント
▽大豆3月物=6.00セント高の1337.50セント
▽小麦3月物=21.00セント高の598.50セント
(了)