2月12日(ブルームバーグ):
きょうの日本株市場で、
株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。
村田製作所 (6981):前営業日比4.6%高の9474円。
岩井コスモ証券は10日、投資判断「A(アウトパフォーム)」を継続した上で、目標株価を1万円から1万500円に見直した
。会社側は昨年10月公表の14年3月通期業績見通しを据え置いたが、進捗率が営業利益で87.4%に達する状況、足元の受注残高から考えても上振れて着地する公算が大きい、と指摘。
スマートフォンの普及拡大や高機能化、自動車電装化の進展などを背景とした中期的な成長力も評価する。
サンリオ (8136):9.7%高の4225円。
海外ライセンス事業の好調で、2013年4-12月期の連結営業利益は前年同期比12%増の167億円だった。
期末配当計画は1株40円から50円に上積み。
メリルリンチ日本証券は、国内停滞で営業利益は同証予想をやや下回るが、海外ライセンスは再加速しており、ネガティブ視する必要はないとした。
配当増も、1-3月以降の業績拡大への確信と受け止める。
日産車体 (7222):13%高の1408円。
14年3月期の連結営業利益見通しを62億円から97億円へ上方修正した。
前期比減益率は、37%から2%に縮小見込み。
輸出向け車種の売上台数の増勢、消費増税前の駆け込み需要で、国内向けの増加も寄与する。
ソニー (6758):3.7%高の1765円。
米アップルのスマートフォンにカメラ部品を大量供給する交渉に入った、と12日付の日本経済新聞朝刊が報道。
アップルが来年にも発売する新型iPhone(アイフォーン)向けに画像センサーの供給量を倍増されるとみられる、という。
ヤマトホールディングス (9064):2.7%安の2106円。
野村証券は、投資判断を「中立」から「ウエート下げ」に下げた。値上げなどで継続的な利益改善が見込めなければ、割高感のある株価の持続は難しいと分析。
外注費上昇などで業績は厳しく、開始した宅急便のサービスに見合った運賃の適正化ではその影響を吸収することは困難とした。
浜松ホトニクス (6965):3%安の4115円。
13年10-12月期の連結営業利益は
前年同期比20%増の41億5800万円だった。
医用分野を中心に、電子管や光半導体事業が堅調。
ただ野村証券では、販売管理費の増加は想定以上で、営業利益は同証予想を10億円下回ったと指摘。コスト管理が依然課題とし、14年9月期予想を210億円から200億円へ下方修正した。
投資判断は「買い」継続。
大幸薬品 (4574):5.9%高の2286円。
13年4-12月期の連結営業利益は前年同期比2倍の26億1900万円だった、と12日午後に発表。
中国、香港市場で「正露丸」が好調に推移するなど海外向け中心に医薬品事業が伸長、抗ウイルス・除菌・消臭製品の「クレベリン ゲル」など感染管理事業の売り上げも急拡大した。
前期比96%増の22億円で据え置いた14年3月通期計画を既に超過する。
1株10円としていた期末配当は普通配で5円、特別配当10円の計15円を上積みし、25円にする。
清水建設 (1803):1.9%安の512円。
現地出資者との合弁会社であるインドネシアのデクスタム社から現地での事業展開方法をめぐり、総額11億米ドルの損害賠償請求訴訟の提起を受けたときょう午後1時に発表。清水建では、根拠の
ない主張として応訴した。
同時に示した13年4-12月期の連結純利益は前年同期比66%増の80億8800万円と、通期計画の60億円を上回る内容だったが、先行き懸念の売りに押された。
日本通運 (9062):4.6%高の480円。
野村証券は、投資判断を「中立」から「買い」に上げた。増益の確度が高く、株価に割安感もあると指摘。
コスト削減や航空フォワーディングの回復を評価したい、とした。目標株価は560円。
大気社 (1979):5.7%安の2037円。
14年3月期の連結営業利益見通しを94億円から前期比24%減の75億円に下方修正する、と10日に発表。
国内で産業空調設備の受注、完成工事高が低調なほか、中国やシンガポール、タイなどの海外子会社の工事量減少などを踏まえた。
日立国際電気 (6756):7.1%高の1300円。
JPモルガン証券は、投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に上げた。
第4四半期を底に受注は上昇基調となり、株価は再度反発する可能性が高いと予測。
同証による15年3月期の受注予想を1768億円から1888億円、営業利益予想を160億円から185億円に上方修正した。
サンケン電気 (6707):5.1%安の664円。1
3年4-12月期の連結営業利益は前年同期比91%増の40億円だった。
半導体デバイス製品の好調や円安が寄与。
ただ、据え置いた通期計画86億円に対する進捗(しんちょく)率は47%にとどまり、計画未達のリスクが警戒された。
ラウンドワン (4680):5.6%安の873円。
14年3月期の連結純損失見通しを75億円から160億円に下方修正した。
将来売却を見込む固定資産について、減損損失を特損に計上するため。
ブルームバーグ・データのアナリスト予想の平均は77億円の赤字だった。
酒井重工業 (6358):8.2%高の394円。
14年3月期の連結営業利益見通しを13億5000万円から前期比97%増の17億5000万円に上方修正する、と10日に発表。
震災復興需要の本格化や全国的な公共工事の拡大、排ガス規制強化前の駆け込みなどで国内需要が好調、海外でも北米販売が回復している。
トプコン (7732):5.4%高の1520円。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」へ上げた。
新目標株価は2000円。
決算発表後の株価下落で、
14年3月期の会社予想未達リスクは既に株価に織り
込まれたと分析。高採算の新製品投入加速などで、
来期以降の利益成長の確度が高まったとした。
スタジオアリス (2305):5.9%高の1392円。1月の月次売上高は前年同月比3.4%増だった、と10日に発表。
全店、既存店とも単価は減ったが、客数は伸びた
。同日発表した13年12月期連結決算は、撮影件数増加に伴うコスト、販売促
進費の増加で営業利益は前の期に比べ30%減の30億9300万円。
一方で14年12月期は、前期比33%増の41億円と増益転換を見込む。
メック (4971):9%高の972円。
岩井コスモ証券は、投資判断を「Bプラス(中立プラス)」から「A(アウトパフォーム)」に上げた。
スマートフォンやタブレットパソコン向けにパッケージ基板用、ディスプレイ用の薬品販売が想定以上に伸び、会社側が上方修正した14年3月期の営業利益見通し13億円は依然保守的、と見る。
アーレスティ (5852):150円(17%)高の1030円でストップ高。
14年3月期の連結営業利益見通しを35億5000万円から前期比4.3倍の42億5000万円に上方修正する、と10日に発表。
収益柱のダイカストで、国内主要顧客の自動車業界の増産が想定より多くなるほか、為替の円安効果、アジアの収益改善も押し上げる。
メイコー (6787):10%安の756円。
13年4-12月期の連結営業損益は13億5100万円の黒字と、前年同期の1億9000万円の赤字から好転したと10日に発表。
車載関連、海外のスマートフォン・タブレット関連中心に売り上げが伸びたが、30億円の黒字を見込む14年3月期計画に対する進捗率は45%にとどまった。
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更新日時: 2014/02/12 15:44 JST