2月6日(ブルームバーグ)
:きょうの日本株市場で、
株価変動材料があった銘柄の終値は以下の通り。
ヤマハ (7951):前日比8.1%安の1296円。
みずほ証券の矢田洋平アナリストは電話取材で、コンセンサスを下回る会社計画が円安にもかかわらず増額されなかったほか、音響機器事業が2014年1-3月に赤字になる見通しを示したことがマイナス、との認識を示した。
ヤマハは5日、14年3月期の連結営業利益計画を前期比2.4倍の220億円で据え置いた。アナリスト10人による事前の予想平均値は233億円だった。
ミズノ (8022):15%高の553円。
4-12月期の連結営業利益は前年同期比53%増の36億円だった、と5日に発表した。
SMBC日興証券は同日付で、投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に、目標株価を375円から500円に引き上げた。
第3四半期の営業利益が同証予想の22億円を大きく上回り、14年3月期会社計画(55億円)の未達リスクは後退したと評価している。
SANKYO (6417):11%安の3980円。
14年3月期の連結営業利益は従来予想を40億円下回る280億円になる見通し、と5日発表した。前期比では4倍。
JPモルガン証券は投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に、目標株価を5500円から4200円に引き下げた。
内部・外部要素の苦戦は想定以上、来期以降の業績見通しもトーンダウンせざるを得ないとした。
ジェイアイエヌ (JIN、3046):ストップ安に当たる700円(21%)安の2645円。
14年8月期の連結営業利益は従来予想の68億円を下回り、前期比60%減の25億円になる見通し、と5日発表した。
期末配当予想も従来の32円から10円(前期実績40円)に引き下げた。
フジ・メディア・ホールディングス (4676):6.5%高の1850円。
メリルリンチ日本証券は5日付英文リポートで、スポット広告収入の通期計画が減額されたが市場は織り込み済みと指摘。
経営陣は減額分をコスト抑制で穴埋めする方針で、利益維持の取り組みはポジティブと分析している。
同証による14年3月期の連結営業利益予想は343億円(会社計画330億円)、来期は408億円と予想。
マツダ (7261):4.3%高の485円。
14年3月期の連結営業利益は従来予想から200億円上振れ、前期比3.3倍の1800億円になる見通し、と5日発表した。
年間配当予想は1円(前期はゼロ)。野村証券は、第3四半期は同証予想を上回る好決算で、復配はポジティブサプライズと評価。
目標株価を600円から630円に引き上げ、投資判断「買い」を継続。欧米中心に販売伸ばす同社にとって新興国リスクは相対的に小さく、投資魅力は強いと分析している。
スクウェア・エニックス・ホールディングス (9684):12%高の2576円。
野村証券は5日付で、投資判断を「ウエート下げ」から「中立」に、目標株価を1000円から2500円に引き上げた。
HDゲームの業績底打ちとモバイルゲームの利益成長ポテンシャルが高まりつつある点を評価している。
バンダイナムコホールディングス (7832):4.7%安の2103円。
14年3月期の連結純利益は従来予想290億円を下回り、前期比21%減の255億円になる見通し、と5日発表した。
アミューズメント施設事業での店舗閉鎖や機器処分などに伴う損失計上が響く。アナリスト13人による事前の予想平均値は309億円だった。
大成建設 (1801):2.6%高の431円。
4-12月期の連結営業利益が前年同期比24%増の382億円だった、と6日午後2時に発表。
土木事業の増収・利益率改善が寄与した。クレディ・スイス証券の望月政広アナリストは、通期計画400億円に対する進ちょく率が96%と高いことや、労務コスト増の顕著な影響が見られなかったことが評価されているのではないかと電話取材で指摘した。
ブルームバーグ・データによるアナリスト12人の通期予想平均は429億円。
三菱重工業 (7011):3.4%高の645円。
14年3月期の連結純利益は従来予想から500億円から上振れ、前期比54%増の1500億円になる見通し、と6日午後1時半に発表した。
日立製作所との火力発電システム事業の統合に伴い、持ち分変動利益を計上する。アナリスト16人の同利益予想の平均は1100億円だった。
JXホールディングス (5020):1.9%高の479円。1
4年3月期の連結売上高計画を11兆8600億円から12兆3000億円に増額する、と6日午後1時に発表した。
前期比では9.6%増となる。アナリスト10人の事前予想平均は12兆540億円だった。円建ての原油価格上昇などを反映させた
。利益予想は変更なし。
サンフロンティア不動産 (8934):21%高の1448円。
14年3月期の連結営業利益は従来予想の29億5000万円を上回り、前期比81%増の39億円になる見通し、と5日発表した。
リプランニング事業の利益率が計画を大幅に上回る
。期末配当予想も8円50銭から11円50銭に積み増す。
日本製紙 (3863):7.8%高の1921円。
5日午後2時に発表した四半期決算を受け、野村証券は投資判断「買い」、目標株価2200円を継続した。
段ボール原紙やコピー用紙の値上げ進捗で、15年3月期に利益が回復するとの予想を維持、特殊要因を除く来期実質PERは8-9倍で割安とした。
13年4-12月期連結営業利益は、旧日本製紙グループ本社の前年同期比比で2.3%増の179億円。
円安による原燃料価格高が重しになる中で、印刷用紙が回復、洋紙の価格修正にも取り組んだ。
シスメックス (6869):13%高の5980円。
13年4-12月期の連結営業利益は前年同期比46%増の221億円だった、と5日に発表。
国内では血液凝固検査・尿検査分野が伸長、海外では機器設置台数の増加に伴う検体検査試薬、サービスの売り上げが伸び、為替の円安推移も採算面で寄与した。
前期比38%増の300億円とする14年3月期計画は据え置き。
宇部興産 (4208):5.6%安の186円。
13年4-12月期の連結営業利益は前年同期比29%減の164億円だった、と5日に発表。
主力の建設資材は好調ながら、ナイロン原料のカプロラクタムの市況低迷、設備トラブルなどによる出荷減で化成品・樹脂分野が営業損失に転じたことが響いた。
前期比13%減の260億円で据え置いた14年3月通期計画に対する進捗率は63%にとどまった。
キッセイ薬品工業 (4547):5.6%高の2568円。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が5日付けで、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を2000円から4400円に引き上げた。
大型開発品である脊髄小脳変性症治療薬「KPS-0373」の利益成長を評価する時期が到来、と指摘している。
成長ドライバーの同薬は16年の発売と同証券では予想し、1株純利益は12年度98円から18年度予想257円と2.6倍になると試算した。
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更新日時: 2014/02/06 15:41 JST