涙ぐましい努力をしても赤字 小遣いのやりくりを診断 | 人生の水先案内人

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2012.12.23  

食費2万円、交際費1.5万円、その他1.5万円で計5万円。


それぞれ無理のない設定のはずなのに、いざ蓋を開けると、なぜか毎月赤字に。


ヘソクリを切り崩したり、大切な本やゴルフクラブを売るなど、涙ぐましい努力をしながら、小遣いのやりくりをしているサラリーマンも少なくないはずだ。

 

どうして小遣いは自分の予定どおりにいかないのか。ファンクショナル・アプローチ研究所代表の横田尚哉氏は、「小遣いにはリスクがある」と指摘する。

 

「プロジェクト管理では、時間リスク(イベントの不確実性)を織り込んで余裕を持ったスケジューリングを行います。不確実性があるのは、小遣いも同じ。


たとえば食費2万円という設定も、ときには1万6000円で済む月があったり、2万2000円になる月もあるはず。


こうしたばらつきこそがリスクであり、本当は小遣いもリスクを考慮したうえで

妥当な額を設定すべきなのです」

 はたして、いくらが妥当なのか。


それをシミュレーションしてくれるのが、横田氏が開発したCRA

(小遣いリスク分析)だ。


 

これはプロジェクトにおいて事業費や工期を予測するQRA(定量的リスク分析)という手法を応用したもので、各費目の金額と発生確率を入力すると、2000回の結果を計算して、最適な小遣い額を提案してくれる。

 

編集部N(45歳・妻のほか中学生と小学生の子が1人ずつ)に、さっそく試してもらった。


Nは仕事が不規則で残業が多いため、食費が平均的サラリーマンより高め。


ただ、タバコも吸わなければ博打やキャバクラにも興味がない堅実派で、

嗜好品や服飾費が万単位になることはない。


そのため現在の小遣い額は月5万円だが、CRAで診断したところ、適正小遣い(赤字発生は年2カ月程度)は月6万1100円、安全小遣い(赤字発生ゼロ)は6万5700円という結果に……。


 

Nの申告が正しければ、現在も月1万~1万5000円程度の赤字が発生していることになるが、その点を確認すると、

「底をついたら、夕食はカロリーメイトと給茶器のお茶で我慢。それでも足りないときは、妻に頭を下げていますよ」

CRAは、横田氏のWebサイト(http://bit.ly/cozukai )で無料で利用できる。


詳細なレポートを表示してくれるので、毎月の小遣いのやりくりに悩んでいる人は、結果を妻との賃上げ交渉に活用してみては?

(村上 敬=文 葛西亜理沙=撮影)




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