2012.12.6 07:40
アサヒグループホールディングスは5日、
傘下のニッカウヰスキー(東京都港区)が製造するウイスキーの
米国向け輸出に乗り出すことを明らかにした。
有力酒類専門商社の米アンカー・ディスティリング
(カリフォルニア州サンフランシスコ)と提携し、
12月上旬から「ニッカ」ブランドのウイスキーを全米で順次販売。
アサヒは2006年の欧州向けを皮切りにウイスキーの輸出に力を入れており、
欧州に次ぐ市場として米国での拡販を図り、ニッカブランドのグローバル化を加速する。
米国では当初、「竹鶴12年ピュアモルト」「シングルモルト余市15年」の2種類を発売。
その後、シングルモルトの「宮城峡」も投入し、
13年に3000ケース(1ケースは750ミリリットル瓶12本換算)の販売を目指す。
提携先のアンカーは約20カ国から輸入した商品を全米で販売しているほか、
自らもアメリカンウイスキーの製造を手がける。
「ニッカ」ブランドのウイスキーは国際的な品評会での評価が高く、
イギリスやフランスを中心とするウイスキーの本場・欧州で認知度が
年々高まり、欧州向けの輸出量が拡大。
フランスの有力酒類商社、メゾン・ド・ウイスキー(パリ)と提携し、
本格的な輸出を始めた06年に1800ケース(欧州向けの1ケースは
700ミリリットル瓶12本換算)だった輸出量は、
11年に2万5500ケースと5年間で約14倍に増え、
12年も10月までの累計で2万7500ケースと既に11年実績を上回っている。
米国への本格輸出は、プレミア感も相まってウイスキー愛飲家からの支持も高い「ジャパニーズ・ウイスキー」の需要を取り込むことで、欧州以外でのニッカブランドの展開に弾みをつけるのが狙い。
今後、オセアニア地域への輸出も検討する。