12月4日(ブルームバーグ):
きょうの日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。
インフラ関連株
:日本橋梁 (5912)が前日比4.8%高の369円、
ピーエス三菱(1871)が10%高、
日本鋳鉄管(5612)が4.2%高、
栗本鉄工所(5602)が1.8%高など。
2日に発生した中央自動車道笹子トンネル上り線での天井板崩落事故を機
にトンネルや道路、橋梁、水道など老朽化したインフラの維持・更新といった
対策や公共投資への逆風の弱まりが引き続き期待された。
ネットワンシステムズ (7518):11%高の891円。
みずほ証券では、同社社長とのミーティングにおいて、同証が2014年3月期を営業増益と予想していることについておおむねその方向性は共有できたと感じてポジティブな印象を得た、と指摘。
13年3月期上期に不具合が発生したゲートウェイ製品についてはまだ出荷再開には至っていないものの、1-3月には緩やかに出荷が再開され、14年3月期には前期を上回るまで導入が進むなどの社長見解があったとしている。
ピジョン (7956):6.7%高の3920円。
13年1月期の連結純利益見通しを従来比11%増の39億円に増額(前期比23%増)した。
中国での売り上げ拡大や現地生産の稼働向上の継続、コストの抑制が利益を押し上げる。
野村証券では、中国は販路拡大に加え、ドラゴンイヤーのベビーブームが追い風になる点などを評価し、投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げた。
目標株価は4400円。
パルプ・紙株:
王子ホールディングス (3861)が3.5%安の250円、
北越紀州製紙(3865)が2.9%安など。
パルプ・紙 指数は東証1部業種別下落率1位だった。
メリルリンチ日本証券では、印刷用紙価格下落は加速しており、
製紙各社の価格環境悪化は想定以上と分析。
王子HDや北越紀州紙などの投資判断を各1段階引き下げた。
鉄鋼株:
新日鉄住金 (5401)が1.6%安の187円、
JFEホールディングス (5411)が1.9%安など。
鉄鋼 指数は東証1部業種別下落率2位に入った。
野村証券では、9月、10月と前月比で改善してきた中国の鉄鋼業のPMIは11月に49.2(10月52.7)へ悪化したと指摘。
中でも新規受注指数は大きく悪化しているとし、日本からの輸出価格の上昇もそう長くは続かないと予想した。
アドバンテスト (6857):3.6%安の1060円。
クレディ・スイス証券では、スマートフォン向けT2000のシェア低下リスクを懸念するとし、投資判断を「アウトパフォーム」から「アンダーパフォーム」に2段階引き下げた。
米アップルのアプリケーションプロセッサの台湾への一部製造シフトが起これば、従来のAP向けT2000はシェア低下の可能性が高いという。
目標株価は1100円から900円へ引き下げ。
伊藤園 (2593):2.8%高の1567円。
5-10月期(上期)の連結営業利益は前年同期比3.9%増の137億円と、従来計画を1.4%上回った。
リニューアルなど販売強化を行ったことなどで主力のリーフ・ドリンク関連事業が堅調、飲料関連事業が伸びたことが寄与した。
ローソン (2651):2.2%高の5670円。
ヤフー(4689)との合弁会社「スマートキッチン」を設立したと4日発表。
インターネットによる食品・日用品の宅配サービスを13年1月中旬から展開し、同年3月には宅配業界で日本最大級となる2万3000点の品ぞろえでグランドオープンするという。
協和発酵キリン (4151):2%高の856円。
大和証券では、今夏以降にネガティブニュースが相次いだことで株価は調整したものの、足元の株価は悪材料を過度に織り込んでいると指摘。
経常利益・純利益は14年12月期をボトムに拡大基調が予想されるとし、投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。
シャープ (6753):1.2%高の174円。
米半導体大手クアルコムから、新株発行を通じて年内に50億円の出資を受け、新たなパネルを共同開発することで合意した。
4日に発表する。同出資や共同開発については、4日付の日本経済新聞朝刊が先に報じていた。
ホンダ (7267):0.9%高の2723円で、東証1部売買代金の首位。
11月の米自動車販売台数は前年同月比39%増となり、11月の販売としては過去最高を記録。
アナリスト予想平均33%増も上回った。
「アコード」と「シビック」の販売台数がそれぞれ前年同月比で83%増、76%増となったことが貢献した。
大阪証券取引所 (8697):10%高の36万9000円。
3日発表の11月売買状況によると、ナイト・セッションの取引高が過去3番目を記録したことなどが寄与し、デリバティブ合計の取引高は前月比1.6%増の約1811万単位だった。
また、現物ではジャスダック市場の売買代金は5724億円と、10年10月の市場統合以来3番目の高水準だった。
神戸物産 (3038):7.3%高の2350円。
20日付で大証2部から大証1部へ指定替えの承認を受けた、と発表。
同時に13年10月期営業益見通しが前期比20%増の50億8000万円になることも明らかにした。
将来的な需給改善と業績堅調が評価された。
フュートレック (2468):10%高の964円。
岩井コスモ証券では、投資判断を新規「A(アウトパフォーム)」とした。
音声認識技術の有力企業で、大型案件の獲得で今期は3期ぶりに営業最高益を更新の見込みだと指摘。
音声認識による営業日報を池田泉州銀行が全店で導入するなど、他行への広がりが期待されるなどとしている。
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東京 長谷川敏郎 thasegawa6@bloomberg.net
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更新日時: 2012/12/04 15:31 JST