「地図に残るものを作るのではないが、見渡す風景すべてが
仕事のフィールドになりうる。
面白いですよ」と話す三井不動産リアルティ人材開発部人材開発グループの
熊木敏信グループリーダー
□三井不動産リアルティ 人材開発部 人材開発グループリーダー
熊木敏信さん
「三井のリハウス」の不動産仲介事業で知られる三井不動産販売は今年4月、関連子会社5社の吸収合併を機に、三井不動産リアルティとして新たなスタートを切った。
政府は2010年に閣議決定した新成長戦略に伴い、20年までに「中古住宅流通・リフォーム市場の規模倍増」をうたい、中古住宅市場の活性化を促している。
人材開発部人材開発グループの熊木敏信グループリーダーは
「不動産仲介業には爆発的なヒットというものはないが、消費者の住まいへの考え方も今では新築一辺倒から変わり、注目されている業界」と話す。
そこで、2013、14年春にはそれぞれ約200人の新卒採用を計画。
合併前に採用を決定した12年春の新卒入社組は約100人だから倍増だ。
職種は総合職と一般職。
そのうち約4分の3が総合職で、主に個人仲介の営業を担当する。
「不動産を売りたい人、買いたい人を結びつけるのが仕事。
自前の商品がないだけに、社員の人柄・知識が“商品”となる」と語る。
このため、「何でも答えられる」信頼性が欠かせない。
入社後の約2カ月間、
社内研修機関と店舗現場で集中研修。
マナーに始まり、不動産知識から法律、税金、住宅ローン知識まで内容は多岐にわたる。
その後もフォロー研修が続き、4年をかけて一人前に育てる。
採用したい人物像を問いかけると「フットワークとやる気、そして心配りができる人」と、自身の営業経験も振り返って答える。
「扱う不動産は一つ一つ個性が違い、お客さまのニーズもさまざま。
これらは仕事を生み出す上で重要と思う。
加えてチャレンジ精神」と言い切る。
それだけに、「面接で本音でものを言わない人をみていると悔しくなる。
何でそんなに格好をつけるのか。
大切な住まいを任せるお客さまは、営業マンの本音、本気を観察している。
自分を出すことができる人物が信頼を得られると考えている」。
13年入社には約1万5000人がエントリー。
応募者の中には業務内容をよく理解していない人もいた。
面接は2、3回行うが回数の違いは仕事への理解度を確認するためだ。
「医師などと同様に、お客さまは気持ちを分かってくれる人なら安心して治療を受けられるし、知人にも紹介したくなる。
そういう関係づくりができる人物を歓迎したい」という。
