2012.11.11 06:00
『「病院に行くほどではない」と放っておくと大変なことになる!』
病気というと、何か「明らかな症状」や「重大な症状」が出ると思いがちですが、明らかな自覚症状が出ないまま進行する病気も数多くあります。
たとえば「高血圧」「糖尿病」などの生活習慣病の多くがこれにあたりますし、
ほとんどの「初期がん」は症状を伴いません。
また、症状があったとしても「病院に行くほどではない」「老化だから仕方がない」と放置してしまいがちなものもあります。
たとえば尿漏れ、便秘、頭痛、めまい、胸やけ、肩・腰・膝の痛みがこれに該当します。
医療ジャーナリストとしてニッポン放送「ラジオ人間ドック」などメディアでさまざまな病気を解説し、また、
現役医師として診療の現場に立つ著者は、
このような明らかな症状が出ないもの、軽い症状のために放置しがちなものにこそ、大きな危険が潜んでいると警鐘を鳴らします。
これらを早期発見し対処するためには、ちょっとした症状や生活習慣の中にある「危険サイン」に気づかなければなりません。
本書はそれらの危険サインを18の症状に分類し、
「放置するとどうなるのか」
「病気が進行するしくみ」
「どんな場合に医療機関を受診すべきか」
「簡単なセルフチェック」
「対処法とセルフケア」について、図を用いながら分かりやすく解説しました。
「現代においては、患者自身の医学知識も体を守る大切な要素である」と著者は言います。
みなさん自身と、まわりにいる大切な人の10年後の幸せのために、
ぜひ「知って」いただければと思います。
(森田豊著/扶桑社・1260円)