| 2012/11/06(火) | 各種機器、ソフトウエア、コンテンツの開発、販売 オリンパスグループ オリンパスビジュアルコミュニケーションズ株式会社 特別清算開始決定受ける 負債9億869万円 |
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「東京」 オリンパスビジュアルコミュニケーションズ(株)
(資本金9800万円、千代田区三崎町2-9-18、代表清算人三村藤明氏)は、
9月28日開催の株主総会の決議により解散していたが、
10月25日に東京地裁より特別清算開始決定を受けた。
当社は、2003年(平成15年)3月にスポーツビジョン(動体視力)トレーニングシステムの研究、開発を目的に設立。
当社独自の3D視覚体験技術を用いた、静止視力や動体視力などの視覚能力向上を目的としたスポーツ選手向け製品「POWER3D VISUAL TRAINING SYSTEM」のほか、機能性3D映像を用いた自動車運転シミュレーター「ドライバーズビジョン」、3D立体映像を利用したゴルフトレーニングDVD「ビジョンゴルフ3D」などのソフトウエアやコンテンツを国内の販売代理店を通じ、学校やスポーツ施設、一般個人などへ販売。
眼精疲労改善効果も見込まれ、2003年11月には東京都から「中小企業の創造的事業活動の促進に関する臨時措置法」の認定を受けるほか、コンテンツの独自性が評価され、
2007年7月にはオリンパス(株)(東証1部)が当社を買収し、同社の100%出資子会社となっていた(その後、2010年6月にオリンパスの子会社、オリンパスビジネスクリエイツ(株)に親会社が変更)。
3D関連以外にも、写真入りIDカードが簡単に発行できる「スナップカード」の販売や眼科医向けに両眼視機能検査装置の販売、携帯電話向けのコンテンツサービスなど事業領域を拡大し、2010年3月期には年売上高約1億8100万円をあげていた。
しかし、研究開発投資の先行するコスト負担を売上高で賄えず、赤字決算が続くなど財務が悪化、2012年3月期には、8億7400万円の債務超過に陥っていた。
こうしたなか、黒字転換の見込みが立たないことから、一部事業を8月1日にオリンパスの関係会社に譲渡し、9月28日開催の株主総会の決議により解散していた。
負債は2012年3月末時点で約9億869万円。