2012.9.26 05:00
先日、マレーシアに行く機会があり、現地の方々と交流を持たせていただきました。
その中で一番印象に残ったのは、日本からマレーシアへの観光をもっと増やそう、つなごうとしている女性のお話でした。
現在、マレーシアは「世界で一番住みたい国」として、6年連続第1位となっているそうです。
一番多いイメージは「物価が安い」です。
住居で言うと、東京で同じ広さのマンションが10分の1くらいの家賃で住めたりするそうです。
さらには、他の国よりもロングステイの条件が低いという一面もあります。
日本から移住された方の中には、夫婦の年金を生活費に充て、残ったお金で海外旅行を楽しんでいらっしゃる方も多いそうです。
ところが、そのような表面的な良いイメージだけを持ってマレーシアに来ると、ガッカリする方もよくあるそうなのです。
実際のセキュリティーや便利さなどを考えた場合は、日本に近いレベルの住居に住もうと思うと、イメージほど安くない場合も多いそうです。
また、多国籍の方々が集まった国でもあり、日々の言語は、英語が通じない場合もよくあります。
そのような文化の違いに文句を言う日本人も多いということでした。
そんな中でその女性の一言に気づかされた場面がありました。
それは「他の国にお邪魔しているという感覚を、ぜひ持ってほしい。
お邪魔している以上はその国や人たちの良い部分を見てほしい」という話でした。
実際にマレーシア以外の国ですと、英語が話せないとそっけない態度をされたりすることがあります。
しかしマレーシアではそんなことは一切ありませんし、何度でも一生懸命に聞き返してくれます。
そして日本という国に対しても多くの人が尊敬の念を持っていました。
そのような現地の人の良さを感じられる日本人は、必ずマレーシアが楽しくなるそうです。
それを聞いた瞬間、これは会社でも同じだなと感じたのです。
会社によって理念や歴史、風土や規則なども大きく違います。
そんな中で、自分が望む仕事とは違う仕事が来る場合もあるでしょう。
そのような時は、その違いを受け入れて、その会社や仕事、周囲の人の良い部分を見られる人は、目の前の仕事を楽しむことができる人でしょう。
今回の旅行で、改めて「良い部分を見る」ということの大切さを感じた瞬間でした。
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【プロフィル】
武田和久
たけだ・かずひさ
1989年大学卒業後、大手メーカーに入社。
シーケンサ・コンピュータ部門(西日本)では2年連続のトップセールスとなる。
その後、プルデンシャル生命保険を経て、
2002年にコンサルティング会社「エモーショナルデザイン」を設立。
10年から全国で講演活動をスタート。