9月25日(ブルームバーグ):
ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。
(表はNY午後4時現在)
為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.2908 1.2931 ドル/円 77.78 77.85 ユーロ/円 100.40 100.67 株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 13,457.55 -101.37 -.7% S&P500種 1,441.59 -15.30 -1.1% ナスダック総合指数 3,117.73 -43.06 -1.4% 債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .26% +.00 米国債10年物 1.67% -.04 米国債30年物 2.85% -.05 商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金(ドル/オンス) 1,766.40 +1.80 +.10% 原油先物 (ドル/バレル) 91.14 -.79 -.86%
◎外国為替市場
ニューヨーク外国為替市場では、ドルが対ユーロでもみ合い。
米国の住宅価格や消費者信頼感指数の上昇を受けて安全資産の需要は限定的となっている。
ユーロは対ドルで一時上昇した。
欧州中央銀行(ECB)のノボトニー総裁が、現時点で金利を引き下げる必要性はないとの認識を示したことが背景。
またスペインが実施した証券入札で需要が後退したことから、同国の救済要請に向けた圧力が強まるとの観測が広がり、これも材料視された。
南アフリカ・ランドは3営業日続伸。
予想される利下げを前に買い進まれた。
野村ホールディングスの外国為替ストラテジスト、
チャールズ・サンタルノー氏(ニューヨーク在勤)は
「市場では前向きなセンチメントが若干強まっている」と指摘。
「きょうの米経済指標は相対的に明るい内容で、やっと住宅市場に多少活気が見られると言えるようになった。経済が悪化していないことを示している」と続けた。
ニューヨーク時間午後2時29分現在、
ドルは対ユーロでほぼ変わらずの1ユーロ=1.2928ドル。
対円では77円84銭。
円はユーロに対し0.1%上昇し、1ユーロ=100円60銭。
◎米国株式市場
25日の米株 式相場は下落。
主要株価指数は一時、5年ぶり高値に迫ったが、主要国の景気刺激策は成長促進には不十分との懸念から下げに転じた。
ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値ではS&P500種株価指数は1.1%下げて1441.59。
ダウ工業株30種平均は101.37ドル(0.8%)下げて13457.55ドル。
スチュワート・キャピタルのマルコム・ポーリー最高投資責任者(CIO)は「状況は考えられているほど早期には好転しない」と述べ、
「米金融当局の行動は高い成長率にはつながらないだろう」と続けた。
フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が今月発表した新たな資産購入計画について、成長や雇用を押し上げる可能性は低いとの認識を示した。
プロッサー総裁は、経済調査では追加の資産購入が
「長期金利を顕著に低下させる可能性は低い」ことや、金利を
「さらに数ベーシスポイント」下げても成長や雇用を
加速させる効果はないことが示されていると言明した。
◎米国債市場
米国債相場は続伸。
10年債利回りは2週間ぶり低水準を付けた。
欧州債務危機は悪化しているとの観測が広がりリスク意欲が減退した。
またフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は、金融当局の新たな資産購入プログラムは経済成長の押し上げにつながらないであろうと発言。
これを受けて株式相場は下落した。
米統計を手掛かりに米国債は伸び悩む場面も見られた。
消費者信頼感と住宅価格指数は予想を上回る伸びを示した。
米財務省はこの日、350億ドル相当の2年債入札を実施。
今週は3日間にわたり計990億ドルの入札が予定されている。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は今月の会合で、景気浮揚と失業率の押し下げを目指し月額400億ドルの住宅ローン担保証券(MBS)購入を決定。
欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏の政府債買い入れを表明した。
RWプレスプリッチの政府・機関債取引担当マネジングディレクター、
ラリー・ミルスタイン氏(ニューヨーク在勤)は
「米国債は依然として買いが優勢だ。多くの中銀が金融緩和を拡大したにもかかわらず、世界の経済成長をめぐる懸念はほとんど変わっていない」と指摘。
「引き続き世界の成長は緩慢で、不確実性が高いというのが現実だ」
と述べた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、
ニューヨーク時間午後2時54分現在、
10年債利回り は前日比3ベーシスポイント
(bp、1bp=0.01%)低下して1.68%と、11日以来の低水準。
既発2年債 の利回りはほぼ変わらずの0.26%となっている。
◎NY金先物市場
ニューヨーク金先物相場は反発。
主要中央銀行の金融緩和が価値保存としての金の需要を高めるとの思惑から買いが入った。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は13日に量的緩和第3弾を表明、日本銀行は19日に資産購入を増額すると発表した。
コメルツ銀行の商品調査担当責任者、オイゲン・ワインベルク氏は25日、ブルームバーグ主催の会議で、金が来年に1オンス=2000ドルに上昇する可能性があると発言した。
経済リスクがその主な理由という。
ヘレウス・プレシャス・メタルズ・マネジメント(ニューヨーク)の
トレーダー、フレッド・シェーンスタイン氏は電話インタビューで、
「一連の中銀発表を受け、金は上昇している。
依然として強気トレンドにある」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12月限は前日比0.1%高の1オンス=1766.40ドルで終了した。
年初からは13%高。
◎NY原油先物市場
ニューヨーク原油相場は続落。
7週間ぶり安値に沈んだ。
フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が新たな資産購入プログラムに成長押し上げ効果はないとの見方を示したことが売りを誘った。
プロッサー総裁は連邦公開市場委員会(FOMC)が発表した新たな証券購入計画はおそらく、成長や雇用を後押ししないと述べた。
FOMCが量的緩和第3弾(QE3)を発表した翌日の14日、原油先物はバレル100.42ドルに上昇し、年初来高値を付けていた。
エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、
アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「経済と成長能力への懸念が相場を圧迫している」と指摘。
「QE3では不十分という不安から、相場は100ドルからかなり下げてきた」と続けた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物11月限は前日比0.56ドル(0.61%)安の1バレル=91.37ドルで終了。
終値ベースで8月2日以来の安値となった。
年初来では7.5%の値下がり。
更新日時: 2012/09/26 05:49 JST