8月27日(ブルームバーグ):
米陸軍工兵隊の地域責任者、ジョン・ピーボディー少将が担当地域の調査に利用する船舶2隻は先週、ミシシッピ州グリーンビル港で停泊することができなかった。
グリーンビル港の水位が低過ぎたため全長241フィート(約73.5メートル)の船舶「ミシシッピV」はアーカンソー州での停泊を余儀なくされた。
同港は穀物輸送トラックが砂煙を巻き上げる砂利道の末端にあり、自動車は砂まみれになっている。
1年前には洪水 に見舞われたミシシッピ川の一部は干ばつの影響で閉鎖されている。
船舶が浅瀬に乗り上げて運航が遮られ、はしけは積み荷を減らして航行しなければならない。
カナダからテキサス州にかけての地域が干ばつに見舞われ、穀物の生育に被害が出ている。
米河川輸送財団によると、今回は1988年の干ばつに匹敵する可能性がある。
同年には輸送業者の被害額は10億ドル(現在のレートで約790億円)に上り、ミシシッピ川の水位は近代史上最低の水準まで低下した。
ミシシッピ川は米最大の河川。
工兵隊ミシシッピバレー師団の司令官でミシシッピ川委員会 の
委員長を務めるピーボディー氏(54)は
「航路を開放しておかなければならない。米中心部につながる航路だ」
と述べた。
ミシシッピ川では先週、100隻以上の船舶がグリーンビル近辺で座礁し停止した。
運賃は上昇している。
河川輸送財団によると、
内陸水路の輸送量は2010年に5億6600万トン、1800億ドル相当に上り、
米国の穀物輸出の60%、国内の石油輸送の22%、発電用石炭輸送の20%を占めた。
原題:Drought Leaves Shippers Scraping Bottom to Move RiverFreight(抜粋)
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更新日時: 2012/08/27 11:54 JST