8月9日(ブルームバーグ)
:欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の通り。
(表はロンドン午後6時現在)
為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.2278 1.2365 ドル/円 78.69 78.43 ユーロ/円 96.62 96.97 株 終値 前営業日比 変化率 ダウ欧州株600 270.27 +1.07 +.4% 英FT100 5,851.51 +5.59 +.1% 独DAX 6,964.99 -1.16 .0% 仏CAC40 3,456.71 +18.45 +.5% 債券 直近利回り 前営業日比 独国債2年物 .06% -.01 独国債10年物 1.43% +.01 英国債10年物 1.62% +.05 商品 直近値 前営業日比 変化率 金 現物午後値決め 1,615.00 +1.75 +.11% 原油 北海ブレント 113.06 +.92 +.82%
◎欧州株式市場
9日の欧州株式 相場は5営業日連続で上昇。
中国のインフレ率が4カ月連続で低下したことを受け、同国当局が景気てこ入れのため追加措置を打ち出すとの観測が高まった。
スイスの食品大手、ネスレは2.4%上昇。
1-6月(上期)の増収率がアナリスト予想を上回った。
通期の売上高と利益見通しを引き上げたデンマークの医薬品メーカー、ノボ・ノルディスクは1.3%の値上がり。
一方、ドイツの電話会社、ドイツテレコムは2%下落。
米国での顧客解約が市場予想以上に広がったと発表し、嫌気された。
ストックス欧州600指数 は前日比0.4%高の270.27で終了。
終値ベースで3月19日以来の高値となった。
年初来安値をつけた6月4日以降では16%上げている。
欧州当局者がスペインの銀行向け融資の返済条件を緩和したほか、
主要中央銀行が追加刺激を講じるとの楽観的な見方が広がったためだ。
ノッツ・ストゥッキ(ジュネーブ)のファンドマネジャー、
ピエール・ムートン氏は
「ここ最近のようにインフレ鈍化と景気減速がデータで示されれば、
中国が追加刺激策を取る可能性は高くなる」と話し、
「ネスレが非常に芳しい内容のそろった決算を発表したので、
セクター全体が押し上げられた」と付け加えた。
中国の国家統計局がこの日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.8%上昇と、6月の2.2%上昇を下回った。
ブルームバーグがまとめたエコノミスト33人の予想中央値は1.7%上昇だった。
西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が上昇した。
原題:European Stocks Rise a Fifth Day; Nestle Climbson Sales Growth
(抜粋)
◎欧州債券市場
9日の欧州債市場ではスペインとイタリアの2年債が3日続落。
欧州中央銀行(ECB)が両国の国債を購入しても、域内債務危機は抑制されないとの見方が広がった。
両国債は他のユーロ諸国の国債を下回るパフォーマンスとなった。
ECBが月報で明らかにした四半期の専門家調査では、ユーロ圏の今年の成長率見通しが従来予測から引き下げられた。
ECBが救済基金と連動で国債を購入する可能性をドラギ総裁が示唆したことを手掛かりに、スペインとイタリアの国債は先週、大幅上昇していた。
この日のギリシャ国債は4日ぶりに下落。
同国の失業率は統計開始以降の最高に達した。
コメルツ銀行の債券ストラテジスト、
デービッド・シュナウツ氏(ニューヨーク在勤)は、
「イタリアとスペインが引き続き注視されている」とし、
「ECB会合後の勢いがなくなりつつあり、スペイン国債はやや圧力を
受けている。2年債利回りが大きく上昇すると、市場は神経質になる」
と続けた。
ロンドン時間午後4時1分現在、スペイン2年債利回りは
前日比15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の4.02%。
6日には3.38%まで下げ、5月9日以来の低水準を付けた。
同国債(表面利率4.75%、2014年7月償還)価格はこの日、0.28
下げ101.345となった。
イタリア2年債利回り は6bp上げて3.26%。
前日までの2日間で16bp上げていた。
ドイツ国債は方向感なく推移。10年債利回りは3bp上昇し1.45%となった。
一時は2bp下げた。
ギリシャの2023年2月償還債の利回りは3bp上昇し24.31%、価格は0.03下げ額面の19.81%となった。
同国の国家統計局の発表によると、5月の失業率は23.1%と、
4月の22.6%から上昇した。
これは2004年に月次統計が公表されて以来の最高。
原題:Spanish, Italian Notes Fall as ECB Debt-Purchase Optimism Wanes
(抜粋)
◎英国債市場
9日の英国債相場は下落し、10年債利回りは1カ月ぶり高水準に達した。
イングランド銀行(英中央銀行)が成長を押し上げるための追加緩和策を見送るとの観測が広がった。
2年債利回りは3週間ぶりの高水準となった。
英政府は2014年償還債(表面利率5%)をいわゆるミニ・テンダー方式の入札で15億ポンド発行した。4-6月(第2四半期)の英貿易赤字は過去最大に膨らんだ。
英中銀は8日に成長率見通しを下方修正したが、キング総裁は当局者が利下げは逆効果をもたらすと考えていると語った。
ロイズ・バンキング・グループの債券ストラテジスト、
エリック・ワンド氏(ロンドン在勤)は
「キング総裁の前日の発言はもっとハト派的な内容が予想されて
いたため、英国債の相場水準が見直され、若干下げた」と発言。
「市場は中銀が追加緩和策を打ち出すと過剰に楽観していた」
と続けた。
ロンドン時間午後4時47分現在、
英10年債利回り は前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)
上昇の1.62%。
一時は1.63%と、先月6日以来の高水準となった。
同国債(表面利率4%、2022年3月償還)価格はこの日、0.5下げ121.065。
原題:U.K. Gilts Decline on Concern Bank of England MayDelay Stimulus
(抜粋)
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更新日時: 2012/08/10 02:59 JST