2012.8.5 12:00
各地で真夏日や猛暑日を記録するなどエアコンが活躍する日が多くなった。
エアコンは上手に使い、快適な節電を心掛けたい。
「エアコンに求められるのは、快適性から節電に変わってきた。
少しの工夫で電気の使用を抑えられます」と話すのは、
2級建築士で空調器具大手、ダイキン工業(大阪市北区)でエアコンの開発に携わる香川早苗さん。
運転前にしたいのが、部屋の熱を抑えること。
昼間不在ならカーテンを閉めておく。
また、すだれやよしず、緑のカーテンで日差しを遮る。
防熱効果は、室内のカーテンより屋外の日よけの方が高い。
電化製品も発熱しているため、不要なら電源を落とす。
帰宅したら窓を開けて空気を入れ換え、部屋の熱を逃がす。
フィルターは掃除し、室外機の周りには物を置かない。
フィルターは1年間掃除しないと約25%多く電気を使うという。
「室外機は周りの空気を取り込んでいるため、室外機自体が日陰になるよう日よけを作ることも有効」(香川さん)。
同社の実験では、
(1)カーテンを閉める
(2)フィルター掃除
(3)室外機の周りの障害物除去
(4)設定温度を2度上げる-という4つの対策で、
5日間で1日当たり10~25%節電に成功した。
スイッチを入れたら、温度むらができないよう、
扇風機やサーキュレーターで空気を循環させてもいい。
快適さは部屋の気温ではなく、体感温度で決まる。
例えば、26度で風を感じないのと28度で風を感じるのでは体感温度は同じという。
また、ベランダや庭に打ち水をしたり、窓に近い場所にシーツやバスタオルを干したりすると、気化熱で周りの空気が冷える。
香川さんは「風を感じられるよう風鈴を下げたり、涼しげなのれんを掛けたりした、夏らしい調度も涼感につながる」とアドバイスしている。